『鉄拳7』は「シーズン4」から、オンライン対戦時にWi-Fiでプレイしているユーザーを識別できる表示を追加しましたが、それによってWi-Fiと有線LANの比率はどのように変化したのでしょうか?そんな気になるデータを、鉄拳シリーズのプロデューサーである原田勝弘氏が「第2回 日本格ゲーメーカー連合会」の中で公開しました。
『鉄拳7 Season 4』から、Wi-Fi接続をプレイヤー同士で可視化する仕様を導入。また、オンライン対戦を大幅に快適にする大改修を行った。その結果どのような変化が起きたのか?その結果を示す「シーズン4配信前の1ヶ月と配信後の1ヶ月」と「シーズン4配信から2ヶ月以上経過して、ある程度落ち着いた2021年1月と、その1年前の同月」という2つのデータが公開された。
シーズン4 配信前の1ヶ月と配信後の1ヶ月を比較したデータ
- 対戦回数が爆増したうえで、全体の有線LAN率が10%近く上昇。
シーズン4配信から2ヶ月以上経過して、ある程度落ち着いた2021年1月と、その1年前の同月を比較したデータ
- 全体では1年前よりランクマッチのプレイ数が倍増し、有線LAN率が10%向上。
- 全体比率で見ると、PSとXboxはWi-Fiによるプレイが増加。
- 全体比率で見ると、Steamの有線LANによるプレイが増加。
全ての統計データを紐解くと、まずシーズン4で全体のユニークプレイヤー数とアクティブユーザー数が共に増加。比例してランクマッチ数も増加。ヒアリング抽出による調査では、特に有線/無線を気にしないプレイヤーも増加。シーズン4でオンライン対戦が快適になったと評価された結果、Wi-Fiでも快適にプレイできると判断したプレイヤーも増加。現状では、全体統計で有線LAN率は10%向上したものの、対戦機能強化の影響もあり、コンソールプレイにおけるWi-Fi率は依然として高い。
ソース:第2回 日本格ゲーメーカー連合会