ドラガミゲームスは、『ロリポップチェーンソー』10周年記念作品『Lollipop Chainsaw Remake(仮称)』を2023年にリリース予定と発表しました。プラットフォームは未発表です。以下、プロデューサー安田善巳氏からのメッセージです。
私がLollipop Chainsawプロジェクトを立ち上げてから14年の歳月が過ぎました。 Lollipop Chainsawit 須田剛一さんより新作ゲームについて声をかけてくれたことがきっかけとなり誕生しました。 私はグラスホッパーさんの企画に魅力を感じ、2009年4月に角川ゲームスを設立したあと、 翌月の5月にLollipop Chainsawの開発プロジェクトを立ち上げました。 当時、須田さんは他社からの受託開発案件で忙殺されていたため、 私は、プロデューサーとディレクターを兼務し、 グラスホッパーさんと角川ゲームスによる共同開発チームを作り、開発現場を指揮しました。 須田さんは、ゲームデザインや制作物の監修など、 エグゼクティブディレクターとして開発プロジェクトを支えてくれました。 そして翌年の2010年1月、Warner Bros.で働いていた私の友人の尽力で、 Warner Bros.のグリーンライトコミッティのチャンスをつかみ、成功したことで、 我々は、日本やアジア地域を除く全世界の販売をWarner Bros.にお願い出来ることになりました。 さらに幸運は続きます。Warner Bros.のシニアマネージャーより、シナリオを直したいので、 リライトを映画監督のジェームスガンさんにお願いしないかと提案され、 ジェームスガンさんにシナリオを担当していただけることになりました。
このような素敵な出会いによって、2012年6月に全世界で発売されたLollipop Chainsawは、 沢山のユーザーに愛され、ミリオンセラー作品になりました。
しかし、発売後、諸事情により、ファンの皆さんがLolipop Chainsawを 気軽に楽しめる環境がなくなってしまいました。 現行のゲーム機でLollipop Chainsawを遊ぶことができなくなってからかなりの時間が経過しています。
我々、オリジナル版のLollipop Chainsawを開発したスタッフにとり、 Lollipop Chainsawは我が子のような存在であり、 遊びたい人が遊べない現在の状況を放置することはとてもつらいことです。
そこで、我々は、Lollipop Chainsawの知的財産権を角川ゲームスより買収し、 Lolipop ChainsawのRemake版(仮称)を開発することを決めました。 オリジナル版の開発スタッフである我々がLollipop Chainsaw Remake (仮称)を開発することは、 すでにWarner Bros.にお伝えしており、我々は、Warner Bros.より手厚いサポートを受けています。 最後に、オリジナル版の開発スタッフである我々が開発したとしても、 皆さんの思い出に残るLollipop Chainsawとは異なる要素が出てくることをお伝えしなければなりません。 たとえば、オリジナル版では版権曲15曲をBGMとして使用していましたが、 それを今回再現することは難しく、一部の版権曲以外は、新しいBGMになります。 また、CGについても、現行のハイエンドゲーム機のマシンパワーを使って描きますので、 我々は、前作よりリアルなテイストへシフトする可能性があります。
いずれにせよ、我々は、Lollipop Chainsawを遊びたいゲームユーザーが、 いつでも気軽に楽しめる環境を復活させます。 2023年の発売を楽しみにしていてください。