『パラサイト・イヴ』影響の新作SFホラーRPG『Parasite Mutant』発表。2026年春にPS5/PCで発売へ

2025.09.30

開発スタジオIceSitruunaは2025年9月29日、新作SFホラーRPG『Parasite Mutant』を発表しました。本作は1998年発売の『パラサイト・イヴ』から強い影響を受けており、PS5およびPC向けに2026年春のリリースを予定しています。独自の戦闘システム「Active Time Chains」や、90年代の雰囲気を再現するビジュアルが特徴です。

『パラサイト・イヴ』に影響受けたSFホラーRPG

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『Parasite Mutant』は、遠い未来を舞台にしたSFホラーRPGです。プレイヤーは霊能改造を受けたエージェント「ノヴァ」として、巨大企業の命令で封鎖された島を調査します。しかし、変異した感染者が蔓延る島での出来事が、彼女の運命を大きく変えていくことになります。

本作は、1998年にスクウェア（現スクウェア・エニックス）が発売した名作『パラサイト・イヴ』から強いインスピレーションを得て制作されています。主人公ノヴァのデザインや、固定カメラアングルを彷彿とさせる視点など、随所にその影響が見られます。開発元は、PS1時代のアートスタイルを現代のレンダリング技術で再解釈したと説明しています。

独自の戦闘システム「Active Time Chains」

本作の戦闘は、「Active Time Chains（ATC）」と呼ばれる独自のシステムを採用しています。これは、90年代のRPGで多く見られた「アクティブタイムバトル（ATB）」をベースに、リアルタイム制とターン制を融合させたハイブリッドなシステムです。

プレイヤーは時間経過で溜まるタイムゲージを最大3段階までチャージし、アクションのタイミングを計ります。敵の攻撃をリアルタイムで回避しながら、最適な瞬間に攻撃を叩き込む戦略的な駆け引きが求められます。2つのATCスロットを連鎖させることで、強力なコンボを発動することも可能です。

カスタマイズと周回プレイ要素

本作には、クラシックな装備の進歩システムが搭載されています。武器や装備に様々なモジュールを装着したり、戦闘で得られる「プラスポイント」を使用したりして装備を強化できます。

また、クリア後には強化ポイントを引き継いで2周目をプレイできる「New Game+」システムも用意されています。2周目以降は新たなロケーションが解放され、より高難度のチャレンジに挑むことが可能です。さらに、主人公ノヴァの髪型、髪色、衣装などを変更できる詳細なコスチュームカスタマイズ機能も実装されます。

開発スタジオとグラフィック

開発を手がけるIceSitruunaは、中国・重慶市に拠点を置く独立系スタジオです。過去作には『タワーハンター～エルザの試練～』や、Steamで83%の高評価（2025年9月29日時点）を獲得した『フロンティアハンター～エルザの運命の輪～』などがあります。

グラフィックは、トゥーンレンダリングを組み合わせたセミリアリスティックなアニメアートスタイルを採用。さらに、90年代後半から2000年代初頭のゲームの雰囲気を再現するレトロフィルターやCRTフィルター機能も搭載し、プレイヤーが好みのビジュアルで楽しめるようになっています。

最後に

『Parasite Mutant』は、『パラサイト・イヴ』へのリスペクトを公言し、独自のATC戦闘システムや豊富なカスタマイズ要素を盛り込んだ意欲作です。過去作で実績のあるIceSitruunaが手がける本作は、クラシックなホラーRPGファンと新規プレイヤーの双方から高い期待を集めています。2026年春の発売に向け、今後の続報が待たれます。