パブリッシャーのWired Productionsと開発元のCamel 101は、ホラーファーストパーソンシューター『Beneath』の発売日を発表しました。PC版は10月27日、PlayStation 5版とXbox Series版は10月28日に発売され、価格は$16.59 / £13.59 / €16.59です。PC版の体験版は現在Steamで配信中です。
本作は10時間以上のストーリードリブン型シングルプレイヤーキャンペーンを特徴とする、ラヴクラフト風(怪奇作家H.P.ラヴクラフトの作風)サバイバルFPSです。枯渇する弾薬、容赦なく襲いかかる敵、そして未知なる恐怖が織りなすゲーム体験は、ベテランゲーマーや昔ながらの歯ごたえあるゲームを求めるプレイヤーを対象としています。
娘を救うため深海へ──ノア・クインの絶望的な旅
『Beneath』は、ホラーとシューターに情熱を捧げる二人の兄弟が設立した小規模スタジオCamel 101が開発した作品です。ゲームの舞台は北極海の深海で、ラヴクラフト風ホラーとアクション映画のような物語が融合した作品です。
主人公は熟練ダイバーのノア・クインで、いつもの遠征中に突如として混沌に引きずり込まれ、古の邪悪が潜む海の底に閉じ込められてしまいます。娘の命が風前の灯火と化し、ノアは娘の治療法を求めて時間との絶望的な戦いに臨みます。
悪夢のような怪物たちが迫る中、ノアは身の毛もよだつ突然変異体に立ち向かわなければなりません。プレイヤーは複数の研究基地を巡ります。Eメールや情報端末、生存者の証言に残された手がかりを追いながら、オムニウム社の邪悪な目的を暴いていきます。ノアは真実を突き止め、古の恐怖が地上に解き放たれるのを阻止できるのか、それともすべては深淵に飲み込まれてしまうのかが、物語の核心となります。
限られた弾薬と正気度──往年の高難度FPSが復活
最大の特徴は、限られた資源での生き残りを強いられるサバイバル要素です。プレイヤーは限りある弾薬と物資を管理しながら、冷酷な兵士からおぞましいラヴクラフト風クリーチャーまで、恐るべき敵と戦わなければなりません。武器はアップグレード可能で、多彩な武器を駆使して破壊可能な環境での近接戦闘を生き延びることができます。周囲の危険を逆手に取って生き延びることも、戦略の一つとなります。
ゲームプレイの特徴として、正気度システム(精神状態を管理する仕組み)が実装されています。深海での探索が進むにつれ、プレイヤーの正気が薄れていきます。正気が蝕まれると、心身を蝕む歪んだ幻覚や人知を超えた怪物たちの脅威にさらされます。狂気に呑まれることなく、悪夢のような幻覚や怪物に立ち向かうことが求められます。
敵の兵士たちはむき出しの殺意でプレイヤーを追い詰めます。さらに、この世ならざる恐怖が影のように後をつけてきます。開発チームは往年の名作への愛を込めて本作を制作しており、クラシックなゲーム体験への回帰を目指しています。




