アヒルが主役の新作エクストラクションシューター『エスケープ フロム ダッコフ』の勢いが止まりません。2025年10月16日のリリースから、わずか3日で売上は早くも50万本を突破。Steamでは「圧倒的に好評」の評価を獲得し、ゲームコミュニティで異例のヒット作としての地位を確固たるものにしています。
加速するヒット、Steamでの評価も最高潮に
『エスケープ フロム ダッコフ』の成功は、その熱量と規模をさらに拡大しています。公式発表によると、プレイヤー数は50万人を突破。これは親しみを込めて「ダックリング（Duckling）」と呼ばれています。Steamでの同時接続プレイヤー数もピーク時には146,602人に達し、初期の記録を大幅に更新しました。
さらに特筆すべきは、プレイヤーからの圧倒的な支持です。Steamストアページでは、記事執筆時点で4,600件以上のレビューが集まりながら、そのうち95%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得。これは、本作が単なる話題性だけでなく、ゲームとしての質の高さでプレイヤーを満足させている強力な証拠と言えるでしょう。
なぜ「アヒル版タルコフ」が受け入れられたのか？
では、なぜこの「アヒル版タルコフ」はこれほどの成功を収めたのでしょうか。一つの要因は、その絶妙な立ち位置にあります。元ネタである『エスケープ フロム ダッコフ』をはじめ、エクストラクションシューターは非常に高難易度で、初心者には敷居が高いジャンルとして知られています。その中で、『エスケープ フロム ダッコフ』はコミカルな見た目と、現在は対人戦のないPvEモードが中心という仕様で、より幅広い層にアピールすることに成功しました。本作は、海外メディアから「高難易度なだけのジャンルへの、爽やかで歓迎すべき新顔（addition）」と評されるなど、ハードコアな世界に疲れたプレイヤーの受け皿となったのです。
見た目はコミカル、中身は本格派シューター
開発をTeam Sodaが、パブリッシングをBilibiliが手掛ける本作は、プレイヤーが自分好みのアヒルをカスタマイズし、敵が待ち受ける危険な世界へと探索に出るゲームです。見た目のユニークさとは裏腹に、ゲームプレイは暴力的で挑戦的な内容となっており、しっかりとしたシューター体験が楽しめます。武器や防具も伝統的なものが登場し、本格的な装備で固めることができます。また、自分だけの隠れ家を自由に飾り付けていく拠点構築システムも用意されており、やりこみ要素も豊富です。その勢いはとどまるところを知らず、今後のアップデートや展開から目が離せない状況です。
