日本一ソフトウェアは2025年11月18日17時、新作タイトルのティザーサイトを公開しました。映画館風の画面で「貧しい少女の物語」と題した第1話が映し出され、11月20日17時に正式タイトルが発表される予定です。複数のメディアは、これが2026年発売予定の『シニガミ姫』に関連するティザーではないかと報じています。
新作ティザーサイト公開、11月20日に正式発表へ
日本一ソフトウェアが公開した新作ティザーサイトは、映画館のスクリーンを模したデザインが特徴です。実際にアクセスすると、スクリーンに「貧しい少女の物語」と題した映像の第1話が流れ、暗く不穏さを感じさせる雰囲気の物語が展開されます。
サイト上では、今後の更新スケジュールも明示されています。11月19日17時に第2話が公開され、11月20日17時には正式タイトルが発表される予定です。この記事執筆時点でゲーム内容の詳細は明かされていませんが、3日間にわたって段階的に情報が解禁される形となっています。
『シニガミ姫』との関連性が濃厚か
今回のティザーが『シニガミ姫』と関連していると見られる理由のひとつが、ティザーサイトのURLです。URL末尾に「sxxinxgxmxhxmx」という文字列が使われており、多くのファンやメディアが、これを「shinigamihime」を伏せ字にしたものではないかと推測しています。
あわせて、映像が描く「貧しい少女の物語」というテーマや、全体的にダークなトーンも、既に発表されている『シニガミ姫』の世界観と親和性が高いと指摘されています。ただし、日本一ソフトウェアは現時点で作品名を明言しておらず、正式なタイトルや関連性は20日の発表で判明する見込みです。
ダークな世界観で描かれる「絵本シリーズ」最新作
『シニガミ姫』は、日本一ソフトウェアが「絵本シリーズ」と呼ぶラインの第3弾として開発中のタイトルです。これまでに発売されたのは、2018年の『嘘つき姫と盲目王子』、2021年の『わるい王様とりっぱな勇者』の2作で、いずれも手描き調のビジュアルとダークメルヘンな物語が特徴でした。
シリーズ最新作とされる『シニガミ姫』は、トラウマに苦しむ少女たちが変異した絵本の世界と、それを収める奇妙な図書館を舞台にした、より異質でダークな作風になると伝えられています。ヤギの怪物と少女のふたりを操作し、能力を使い分けながら絵本の世界に散らばった「記憶のカケラ」を集めるアクションアドベンチャーで、人間へと戻すことが目的とされています。
開発にはシリーズ続投スタッフと新規クリエイターが参加
開発スタッフ面では、シリーズのカラーを支えてきたメンバーと、新たなクリエイターの両方が参加しています。キャラクターデザインは、『嘘つき姫と盲目王子』や『わるい王様とりっぱな勇者』に引き続き小田沙耶佳氏が担当し、絵本シリーズらしいビジュアルテイストの継続が期待できます。
一方で、企画・シナリオには『BAR ステラアビス』や『探偵撲滅』などを手掛けた城花健人氏が新たに参加します。シリーズの雰囲気を保ちつつも、物語面でどのような化学反応が起きるのか、『シニガミ姫』と今回のティザーの関連性が正式に示されるかどうかとあわせて、発表当日に注目したいところです。




