プロトタイプは8月2日に発売を予定しているPS Vita用ソフト『グリザイア ファントムトリガー03&04』について、ストーリーやキャラクター、PS Vita版の特徴といった情報を公開しました。
【更新 2018/07/06 15:31:オープニングムービーを追加】
『グリザイア ファントムトリガー 03&04』について
オープニングムービー
作品紹介
フロントウイングの手がける「グリザイア」シリーズは、第1作目「グリザイアの果実」がWindows用ソフトとして2011年に発売されて以来、続編「グリザイアの迷宮」と完結編「グリザイアの楽園」の発売、コンシューマー移植、TVアニメ化、コミカライズなど多方面で展開され、2016年末にはWindows版とコンシューマー版の累計販売本数が30万本を突破しました。
その「グリザイア」シリーズの最新作が「グリザイア ファントムトリガー」で、Windows用ソフトとして、第1巻と第2巻が2017年4月に発売、第3巻が2017年7月に発売、第4巻が2018年1月に発売され、今後も続巻予定、2018年内のアニメ化も決定しています。
そしてこの度、2017年12月にPS Vita用ソフトとして発売された「グリザイア ファントムトリガー 01&02」に続き、PC版の第3巻と第4巻をまとめて収録したPS Vita用ソフト「グリザイア ファントムトリガー 03&04」が2018年8月2日(木)に発売決定!
これまでの「グリザイア」シリーズと同じ世界観を引き継ぎながらも、登場人物を一新し、新たな物語が紡がれていくシリーズ最新作。「グリザイア」シリーズをプレイしたことのある方はもちろん、未体験でも楽しめます!
PS Vita版の特徴
「壁紙集」を追加!
PS Vitaのホーム画面とスタート画面用にデザインされた「壁紙集」を追加。最初から使える壁紙もあれば、特定のストーリーを読むと使えるようになる壁紙もあります。
ボイスコレクション機能にプレイリスト機能を追加!
ゲーム中のお気に入りのボイスを登録して、何度でも繰り返し聴くことのできるボイスコレクション機能を搭載。PS Vita版では、ボイスコレクション機能で登録したボイスをお好みの順番で再生(ゲーム中のBGMも設定可能)できるプレイリスト機能が追加され、自分だけのボイスドラマを作ってお楽しみいただくこともできます。
タッチスクリーン対応!
従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、早送り&巻き戻し、チャプタージャンプなどのあらゆる機能がタッチスクリーンにも対応し、PS Vitaならではの直感的操作で快適にプレイできます。
PS Vita TV対応!
PS Vita TVにも完全対応し、テレビにつなげば大画面でのプレイも可能です。
PC版の色味に近づける「色合い調整機能」付き!
PS Vita用ソフト「グリザイア ファントムトリガー 03&04」の原作はPC用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶モニターに合わせて彩色されています。
一方、PS Vitaは構造そのものが液晶モニターとは大きく異なる「有機 EL」を搭載した1000シリーズと、構造はPC用液晶モニターに近いものの黄色みがかった浅めの発色になる2000シリーズがあり、どちらも一般的なPC用モニターとはかなり違った色味になっていました。
そこで、代表的なPC用ディスプレイメーカー「EIZO」のLED バックライトディスプレイ「EV2736W-FS」を初期出荷状態で使用し、そこで表示される色合いとPS Vitaの色合いを比較。より「EV2736W-FS」の印象に近くなるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が「色合い調整機能」です。
「色合い調整機能」には以下の3 タイプがあり、「タイプ A」もしくは「タイプ B」に設定した場合には、それぞれの色合い調整の「適用量」も調節でき、お好みにあわせての画面設定が行えます。
・調整なし…PS Vita TVでプレイする際や、各々のPS Vita 固有の発色で楽しみたい方用です。
・タイプ A…PS Vita1000シリーズの有機 EL 表示のビビッドな発色をおさえてPC版に近づけます。
・タイプ B…PS Vita2000シリーズの液晶表示の色味を鮮やかにし、黄色みをおさえてPC版に近づけます。ゲームシステム
PS Vita用ソフト「グリザイア ファントムトリガー 03&04」は、選択肢の無いビジュアルノベルで、アニメや映画を観るように、小説のページをめくるように、物語を読み進めていきます。また、“操作していることを感じさせない操作性”で感情移入しやすい環境を作り、豪華声優陣によるフルボイス、美しいグラフィックとBGM、臨場感あふれるさまざまな演出とともに物語をお楽しみいただけます。
定評のある早送り&巻き戻し機能はもちろんのこと、より快適にお楽しみいただけるよう、以下のような多彩な機能を搭載しています。
・既読のチャプターへのジャンプ機能
・バックログで選択したメッセージからの再開機能
・ロード地点からの巻き戻しも可能
・セーブ数最大200 箇所また、「CG 鑑賞」「MUSIC 鑑賞」「MOVIE 鑑賞」のほかにも、PS Vitaのホーム画面とスタート画面用にデザインされた「壁紙集」や「ボイスコレクション機能」をおまけコンテンツとして搭載しています。
ストーリー
Volume 3
手負いの仲間を置いて美浜の少女たちは海外へ。
灼熱の密林の奥でトーカが出会うのは忌まわしい過去か、それとも──?戦傷により療養中のレナとマキを美浜に残し、SORDメンバーは他校との夏季合同合宿のために国外へと飛んだ。しかし、合宿先で美浜SORDは、聖エール外国人学校のシルヴィア、ベルベットらとともに「脱柵者狩り」に参加することになってしまう。事件に巻き込まれながらも、トーカは両親との記憶や、果たされることのなかった友人との約束と対峙していくのだが……。
「そうね…私たちには、這ってでも帰らなきゃいけない理由があるし…帰らなきゃ」
「それじゃあ──、生きてたらまたいつか会いましょう…」
「もし確保が難しいようであれば、“処分”してくれて構わない…その時は、綺麗に全部消して欲しい…」聖エールのハンドラーであり、仙石一縷〈イチル〉の弟でもある、仙石家長男・仙石綾芽〈アヤメ〉はそう告げた。それぞれの想いが交差する中、トーカの導き出した答えとは?
真実は、レティクルの彼方に……。
Volume4
周りから面倒見の良いタイプだと思われているクリス。
そんな彼女の奥底に秘めた屈託に、ひとりの少女が光を照らす──聖エール外国人学校からやってきた九真城恵(グミ)は、トーカの手ほどきにより、狙撃手としての腕を上げ、戦傷から復帰したレナとマキとともにその牙を研ぎ澄ましていた。
同じ頃、美浜学園・初等部の仙石大雅(タイガ)は、実戦部隊である“A組”への配属を強く希望する。ハンドラーであるハルトは、「クリスがタイガの上官となり面倒を見る」ことを編入の条件とした。そしてクリスは、タイガとともに時間を過ごし、自らの心の変化に気付いていく。
すべてが平穏に進んでいると思われた中、突如として国内で発生した未曾有のテロ事件。事態を知ったクリスは、危険を顧みずに戦場へと飛び込んだ。
──あの日、“彼女”がしたのと同じように。「我々が想定していた中でも最悪の展開ですねぇ…」
「2人殺られてる!なんだっ!?なにがあった!?」
「日本に核を持ち込むということが、どういうことか分かっているのか…?」
「初めて人を撃つのは恐い…足が震える…」
「馬鹿め…すべてを台無しにするつもりか!?」次々と増えていく犠牲者。組織の狭間で自由を奪われたSORD。
クリスとタイガ……そして美浜学園の運命は?「そうか…私…死んだんだ…」
亡き母の想い出に抱かれ、少女は眠りの深淵へと向かう──。
登場人物
グミ(九真城 恵) CV:三森 すずこ
「……すみません先輩…自分には…まだやるべきことが…やらなければいけないことがあるのであります…」
狙撃手。
美浜学園の姉妹校・聖エール外国人学校・山岳狙撃科に所属していた。その実力から、彼女の右目に捕まったら逃げられない、と噂され、「魔眼使い」とも称されている。聖エールでは観測手でペアであった有泉志保を、先輩として慕っていた。昔堅気の軍人のような性格で、愚直なほどに任務を全うしようと努める。不謹慎なことが許せない正義感に溢れた性格。時折、唐突に的を射た発言をして周囲を驚かせることも。早飯を得意とし、そのスピードは他を圧倒している。
メインアームはブレイザーR93。
タイガ(仙石大雅) CV:高森 奈津美
「鯨瀬…私はいつ実戦に出してもらえるのだ?」
学園長・仙石一縷の従妹で、美浜学園・初等部支援工兵科所属。仙石家の末姫(正妻の子)として生まれ、お姫様のように育てられた。頭脳明晰で、大学進学適性試験は総合で合格判定。
帝王学を教え込まれているためか、傲岸不遜な態度が目立つ。そのため他人から距離をとられることもあるが、本人は全く気にしていない。年齢的な制限と周囲の評価をかえりみず、身の丈以上の活動をすることを希望している。
一生懸命で子供らしい一面もあり、レナには“ミルメーク師匠”と呼ばれている。クリスたちがいるA組に仮所属を希望し続けた結果、ハルトは対応を余儀なくされることに。
シルヴィア&ベルベット
CV:長妻 樹里(シルヴィア)
CV:小見川 千明(ベルベット)「…私、そんなに狐のような顔してまして?」(シルヴィア)
「よう!テロリストのクソムシ共!汝の隣人を愛しているかい?」(ベルベット)聖エールのSORD。3年生でグミ達の先輩。シスター修道服は聖エールでは2年生から着用を許可されている。