KRAFTONが2025年8月13日に発表した重要なアップデートにより、『PUBG: BATTLEGROUNDS』のコンソール版は大きな転換点を迎えることになりました。11月13日のメンテナンス実施後、PlayStation 4とXbox One版のサービス提供が終了し、PlayStation 5およびXbox Series X|Sでのみプレイ可能となります。
メモリ制限によるクラッシュ問題解決を目指す移行
今回の現行世代機への完全移行は、技術的な課題解決を主な目的としています。開発チームは、これまで旧世代機ユーザーが頻繁に経験していたハードウェアのメモリ制限に起因するクラッシュ問題に言及。現行世代機への移行により、これらの安定性の問題が大幅に改善されるとしています。
移行のスケジュールは2025年11月13日のライブサーバーメンテナンス中に実施される予定で、各プラットフォームの審査プロセスによって変更の可能性があることも付け加えられています。
アカウントデータは完全保持 移行手続きは不要
プレイヤーにとって安心できる点として、既存のアカウントデータと購入済みアイテムはすべて保持されます。別途移行手続きを行う必要はなく、PlayStation 5またはXbox Series X|Sで既存アカウントを使用してそのままプレイを継続できます。
ただし、PlayStationユーザーは11月13日以降にPlayStation StoreからPS5版を新たにダウンロードする必要があります。一方、Xboxユーザーでゲームをすでにインストールしている場合は、スマート デリバリー機能により現行世代版が自動的に配信される仕組みとなっています。
現行世代機で実現する高品質なゲーム体験
移行後の技術仕様も詳細に公開されました。Xbox Series XとPlayStation 5 Proではダイナミック4K解像度(2160p)での60fps動作を実現。PlayStation 5では1440p解像度で60fps動作となります。
Xbox Series Sでは性能に応じた柔軟な設定が可能で、1080p/60fpsの「パフォーマンスモード」または1440p/30fpsの「解像度モード」から選択できるオプションが用意されています。
8年間の歴史に区切り 長期成長への準備段階
開発チームは今回の決定について「決して軽はずみなものではない」としながら、PUBGコンソールの長期的な成長と継続のために慎重に検討を重ねた結果であることを説明しています。8年間にわたってPS4とXbox Oneでプレイしてきたユーザーへの感謝の気持ちも表明しました。
クロスプレイ対応によるプラットフォーム間の公平性確保や、将来の大規模アップデートへの対応準備も今回の移行理由として挙げられており、より安定した環境の提供と今後のコンテンツ展開への布石としての意味合いが強く打ち出されています。
まとめ
『PUBG: BATTLEGROUNDS』の現行世代機完全移行は、技術的安定性の向上と将来への投資という二つの側面を持つ重要な決定です。旧世代機ユーザーにとっては機器の買い替えが必要となる一方で、より快適で安定したゲーム環境が提供されることになります。11月13日の移行まで約3か月の猶予期間があるため、該当するプレイヤーは計画的な準備が可能でしょう。
参考情報
- PUBG公式サイト | コンソールサービスアップデート公式発表




