ベテラン開発陣による新スタジオChaos Manufacturingは2025年12月4日(現地時間)、シングルプレイヤー三人称視点アクションRPG『SOL Shogunate – 天陽幕府(てんようばくふ)』を発表しました。PC(Steam)とPS5などコンソール向けに2027年の発売が予定されています。
ベテラン開発陣の新スタジオが「サムライ宇宙活劇」を発表
Chaos ManufacturingのCEO Guy Costantini氏は、本作を「最初のサムライスペースオペラ」と位置づけ、日本の封建時代の伝統への敬意とSF世界の融合を目指すと発表しました。「サムライ宇宙活劇」という独自ジャンルの提唱は、時代劇の様式美とスペースオペラのスケール感を組み合わせた新しいゲーム体験の実現を目指すものと考えられます。同スタジオは「数十年にわたり数々の著名ゲームフランチャイズに携わった経験を持つベテラン開発陣」によって設立されており、初作品となる本作に注目が集まっています。
月面幕府で繰り広げられる復讐劇と重力戦闘システム
本作の舞台は、剣が支配する並行未来の太陽系です。月面には「天陽幕府(SOL Shogunate)」の統治下で、日本史の各時代をオマージュした大都市群が築かれています。人工重力によって地球のような環境が再現された地上都市では支配階級が快適な生活を享受する一方、その地下では無数の労働者たちが採掘都市で過酷な労働に従事するという二層構造の社会が描かれます。
プレイヤーは、一族を虐殺された名家の「断絶されし後継者」ユヅキとして、浪人となって復讐の旅に出ます。戦闘システムでは複数の武器種から選択でき、それぞれに固有の戦闘スタイルが用意されます。武器への属性効果付与や、遺伝子スプライス(遺伝子強化システム)の収集によるスキルカスタマイズが可能で、バイオセラミック皮膚や強化視覚といった身体強化を組み合わせた独自のビルド構築が楽しめます。重力アシストギアを駆使し、機械化された馬やモノサイクルで月面を疾走しながら、低重力環境を利用した縦横無尽な戦闘が展開される予定です。




AliAの楽曲が彩る多段階ボス戦
本作のボス戦は多段階・シネマティックな構成となっており、弱点を見極めて攻略する戦略性が求められます。特徴的なのは、戦闘の進行に応じて進化するダイナミックBGMシステムです。日本のロックバンドAliAが楽曲を手がけることが発表されており、今後さらに多くのアーティストの参加が明らかになる予定です。




