アートディンクは2025年11月12日、「世紀の奇ゲー」として知られる『太陽のしっぽ』の復刻版を、Nintendo SwitchおよびSteam向けに同年12月16日(火)に発売すると発表しました。価格は2,420円(税込)で、グラフィックを刷新した「リマスターモード」や、当時を再現した「クラシックモード」が搭載されます。
アートディンクの新プロジェクト「ARTDINK GAME LOG」が始動
本作の発売は、アートディンクが新たに始動した「ARTDINK GAME LOG」プロジェクトの第一弾として位置づけられています。このプロジェクトは、『A列車で行こう』シリーズなどで知られる同社が過去に手掛けた名作タイトルを、現代のゲームプラットフォームへ移植・復刻していく取り組みです。往年のファンには懐かしさを、新規プレイヤーには未体験の面白さを届けることを目的としています。
「世紀の奇ゲー」が現代に蘇る、原始生活3Dアクション

『太陽のしっぽ』は、1994年にPlayStation向けに発売された原始生活3Dアクションゲームです。プレイヤーは守護霊として原始人を操作し、広大なオープンワールド型のフィールドで野生生活を送ります。そのインパクトのある内容から、当時は「世紀の奇ゲー」として大きな話題を集めました。
ゲームの目的は、強敵であるマンモスを狩って手に入る「象牙」を積み上げ、太陽まで届く塔を建設すること。フィールドに点在する獣の肉や、なぜか和菓子の姿をした木の実などを食べて体を強化し、より大きな獲物との戦いに挑みます。唐突にスライディングしながら寝てしまう原始人の挙動や、前衛的なテクノミュージックなど、奇抜で独特な世界観が特徴です。
リマスターとクラシック、2つのモードで楽しめる復刻版
今回の復刻版では、原作の体験を尊重しつつ、現代の環境に合わせた新要素が追加されています。現行プラットフォームに合わせて画面が鮮明になった「リマスターモード」と、当時のグラフィックを再現した「クラシックモード」が搭載されています。
さらに、ゲームの世界観が存分に表現された当時の説明書もゲーム内に収録。オリジナル版の魅力を味わえる仕様となっています。また、本作のオープニング映像もアートディンク公式YouTubeチャンネルにて公開されており、特徴的なBGMやグラフィック表現を発売前に確認できます。
製品情報と今後の展開
『ARTDINK GAME LOG:太陽のしっぽ』はダウンロード専売タイトルとして発売されます。
- タイトル名:ARTDINK GAME LOG:太陽のしっぽ
- ジャンル:原始生活アクション
- 発売予定日:2025年12月16日(火)
- 対応機種:Nintendo Switch / Steam
- 価格:2,420円(税込)
また、本作の発売に合わせてTシャツ(4,950円/税込)やアクリルキーホルダー(990円/税込)といったグッズ展開も決定。こちらはディスクユニオンより発売予定です。
なお、「ARTDINK GAME LOG」シリーズの第二弾として、2026年に『アクアノートの休日』の発売が予定されていることも明かされました。今後の最新情報は、公式サイトや公式X(旧Twitter)で発信されるとのことです。





