2023年に”本物か”と議論を呼んだボディカムFPS『Unrecord』の開発元Drama Studiosが、Tencentからの出資を受けたと発表しました。あわせてフルプロダクション入りも明らかにし、来年中に続報を届ける予定だとしています。
トレーラー公開から2年、ついにフルプロダクションへ
『Unrecord』は、警察官のボディカメラ視点で銃撃戦を描くシングルプレイヤーFPSです。2023年当時、Xにて公開された2分間のトレーラーは、20時間足らずで約4000万回再生を記録。そのフォトリアリスティックな映像が「本物のゲームプレイなのか」と議論を巻き起こし、一躍注目を集めました。
開発元であるフランスのインディースタジオDrama Studiosは今回、Tencentからの出資を受けたことを発表しました。出資の目的は「開発の加速」と「チームの拡大」です。同スタジオは現在フルプロダクションに移行しており、TencentのMark Maslowicz VP(パートナーシップ担当)も「少人数かつ限られたリソースで目覚ましい進歩を遂げてきた」と評価しています。
CEOが語るTencentとの関係、”謙虚に接してくれた”
Drama StudiosのCEO、Theo Hiribarne氏はコメントの中で「最初のトレーラーが注目を集めて以来、コミュニティの期待に応えるゲームを作るために休むことなく取り組んできました」と述べています。
Tencentとの関係については「Tencentは、その規模にもかかわらず謙虚に、敬意を持って、私たちのクリエイティブなアイデンティティを尊重する姿勢で臨んでくれました」と語りました。同氏はこの協力関係について「私たちの可能性を最大限に引き出す助けになる」と確信していると述べています。
20時間で4000万人を驚かせたあの映像が、どこまで進化するのか。来年届く続報で明らかになる。



