任天堂が「Wii U」の生産を年内にも終了すると日本経済新聞が報じました。同紙は、「人気ソフトが少ないことなどから、前機種「Wii」に比べ、販売が振るわず、回復が見込めないと判断したもようだ。同社は今年中にも、新型ゲーム機を発表する予定。」と書いています。
- 前世代にあたるWiiは世界で1億台以上を販売するヒットとなったが、Wii Uは3年あまりの累計販売台数が1,300万台弱。
- テレビとGamePadの2画面を使った機器構成で従来とは異なるゲーム体験が可能。しかし、その一方でゲーム開発に手間がかかるため、外部のソフトメーカーはWii U用ソフトの開発を敬遠。
- Wii U向けに部品を提供するメーカーによると、既に一部の部品が生産中止。早ければ年内にも部品在庫が尽きる。
- 任天堂は、Wii U生産終了後も新規ゲームソフトの開発は続ける。
- 新型ゲーム機「NX」を年内に発表予定。
【更新】
任天堂が、ねとらぼの取材に対して「当社からの発表ではない」「来期以降も生産は継続して行う予定」と日経の報道を否定したことが分かりました。同社の広報担当者は、「4月27日の決算発表会でもWii U以外のゲーム機を含めた年間の販売予定数を発表する予定」としているほか、「品薄状態が続き購入者から不満の声もあったが、現在も継続的に出荷を続けている」と述べています。
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