本日発売された「ペルソナマガジン #2016 MARCH~」より橋野桂氏のインタビュー情報が明らかとなりました。
- 『P4』に様々な追加要素を盛り込んだ『P4G』にも満足してもらえるように妥協なくボリュームを盛った結果、たいへんなことになってしまった。かなりゴージャスな内容になっている。
- 過去作とはダンジョンのレベルデザインが大きく異る。すべてに異なるネタを盛り込んでおり、各ダンジョンをガッツリを遊べる。
- 「怪盗」というある種ベタなテーマを選ぶことで、ユーザーが想像する以上の工夫を入れて驚かせることができる。そこに現代劇をうまく融合させ『ペルソナ』っぽさや、エンターテイメントとしての面白さを表現する。
- 舞台が東京である理由は、自分たちが知る世界でとんでもない怪盗劇が行われるという退避を見せたかったから。
- 登場人物の多くは、レッテルを貼られていたり、色眼鏡で見られたりなど、自分ではどうしようもないことで居場所がないと感じ楽しくない日々を送っている。そんな現状を打破しようと奮起し動き出すのが導入部分の展開。
- 坂本竜司について
「世の中を変えてやろうぜ」と主人公を引っ張っていく人物。主人公は彼に巻き込まれる形で怪盗を始める。ツッパっているが内面は優しい。そんな性格を宮野真守さんが好演。ペルソナの「キャプテン・キッド」は、竜司の設定やエピソードとマッチしている。 - 高巻杏について
クォーターの帰国子女で、モテそうだけど友達はおらず、目立つけれど周囲から浮いてしまって孤独というギャップに満ちたキャラクター。仲間になってからは、明るい性格でムードメーカーとして場を盛り上げてくれる。ペルソナの「カルメン」は、ファム・ファタル(運命の女)という側面があり、彼女の事件に関わることで主人公と竜司が異世界の戦いに挑むことになる。そういう意味で、主人公たちの運命を左右する女性という意味を込めている。 - モルガナについて
『P4』でいうクマ的な立ち位置のキャラで、異世界に詳しいナビゲート役。前からある目的で怪盗稼業についており、主人公たちを怪盗として育成する役割も担っている。現実世界では普通の猫の姿になるが、その理由についても楽しみにしてほしい。ペルソナの「ゾロ」は、モルガナの憧れの姿。普段は小さく「おい、ネコ」と呼ばれているため、ペルソナは理想であるマッチョな姿になっている。 - 喜多川祐介について
エキセントリックなキャラクターで、イラストのイメージとは違った魅力を感じられるかもしれない。画家としての才能も持ち、美術家の特待生。 - 「コミュ」に似たシステムはある。何かを変革しようとする彼らにとってコミュニケートが原動力になるのか?という疑問がわいたため、『P3』『P4』のコミュよりも、一段階高い人間関係を描ければいいなと考えている。
- 『ペルソナ』シリーズ20周年を迎え、ユーザーに喜んでもらえる発表ができればと考えているので、まずは『P5』を待ちながら、そのあたりも期待してほしい。