出演キャラクターのひとりを演じていたピエール瀧被告の逮捕を受け、販売自粛となった『ジャッジアイズ:死神の遺言』。
セガの人気タイトル『龍が如く』シリーズを手掛ける龍が如くスタジオによる完全新作であるうえ、木村拓哉さんの主演と脇を固める豪華俳優陣が大きな話題を巻き起こした本作。そして、大きく膨らんだ期待感を裏切らない完成度によって好評を博した作品だけに、販売自粛のニュースは多くのファンを残念がらせました。(名越稔洋氏が販売自粛を決定するまでの経緯や思いを語った際の記事はこちら)
その時点で既に発売日まで決まっていた海外版はどうなるのかということも話題になりましたが、セガは羽村京平のキャラクターモデルとボイスを変更して予定通りに発売すると発表。そして、既にそのモデル差し替え作業は完了していることが、IGNの取材によって判明しました。
総合監督を務める名越稔洋氏、そしてプロデューサーである細川一毅氏が語った内容によると、羽村京平の新たなモデルは俳優ではないオリジナルキャラクターであるとのこと。また、日本語ボイスも全て録り直したほか、ムービーにベイク処理されたものや証拠提示の際にスマホに写り込んだテクスチャ、トロフィーのモチーフとして使われていたものなど細かなものも全て差し替えたとしています。
また、名越氏は「僕が褒めるのも変ですけど、セガはものすごくスピードのある会社なので、だからできたことだと思います。出すか出さないかで何日も議論するような会社であれば間に合わなかったと思うんですけど、差し替えるとしたらいくらかかるかの見積もりまで、事件から数時間で進めていました。リスク管理という面も含めて、早いスピードでいい判断ができた結果だと思います」と今回の迅速な対応について述べています。
Source: IGN