『Fallout 5』の開発が正式に承認か ─ ZeniMaxのMMORPG「Blackbird」は中止報道も

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人気ゲームシリーズ『Fallout』の新作『Fallout 5』が、正式に開発承認されたとする情報が報じられました。一方、ZeniMax Online Studiosが進めていた新規MMORPG『Blackbird』は開発中止になったとされています。ただし、いずれの内容も関係者の非公式発言に基づいており、現時点では公式な発表はありません。

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『Fallout 5』の開発承認と不確定情報

ゲーム情報メディア「Windows Central」の編集者Jez Corden氏は、2025年7月14日に配信された「Xbox Two Podcast」で、『Fallout 5』が開発承認されたとの話を関係者から非公式に聞いたと述べています。ただし、Corden氏自身はこの情報について「記事化するには情報が不足している」と明言しており、現段階では裏付けのない未確認情報であるとしています。

また、現時点でどのスタジオが『Fallout 5』の開発を担当するかは不明です。Corden氏によれば、Bethesda Game Studiosの主力チームは現在『Starfield』のダウンロードコンテンツ(DLC)や『The Elder Scrolls VI』に取り組んでいると見られており、他の開発チームが関与している可能性もあると推測されています。

ZeniMax OnlineのMMORPG「Blackbird」が中止か

同Podcast内でCorden氏はさらに、ZeniMax Online Studiosが開発していた未発表のMMORPGプロジェクト「Blackbird」が、Microsoftによるリソース再編の一環として中止されたと聞いていると述べました。

「Blackbird」は2018年からプリプロダクションが始まり、新エンジンを用いたSFジャンルの新作として構想されていたとされます。開発状況は順調であり、Xbox上層部からも評価を受けていたものの、高コストや競合状況を踏まえ、Microsoftが既存の有力IPである『Fallout』への投資を優先したとする見方が示されています。

Corden氏の話によれば、Microsoftは「市場で成功する保証のない新規MMOに資金を投じるよりも、確立されたIPである『Fallout』に集中すべき」と判断した可能性があるとのことです。

今後の『Fallout』関連動向

『Fallout 5』については、仮に開発が始まっていたとしても、リリースまでは相当な期間を要する見込みです。一方、『Fallout 3』のリマスター版が別途開発中との報道もあり、こちらはより早期に登場する可能性があります(出典:Windows Central/Podcast)。

また、2024年に公開されたAmazon Prime Videoの実写ドラマ『Fallout』は、非常に高い評価を受け、視聴者数が1億人を超えるなど大きな成功を収めました。その人気を受けて、シーズン2の放送を前にシーズン3の制作が早期に決定されました。

シーズン2は2025年12月にAmazon Prime Videoで配信予定で、物語はシーズン1の壮大なクライマックス後、モハビ砂漠からネバダ州のポストアポカリプス都市「New Vegas」へと舞台が移ります。さらに、シーズン3も早期に更新され、今後の展開に期待が寄せられています。

この実写ドラマは、ゲームの世界観を忠実に再現し、視覚的にもストーリーテリングにおいても高い評価を得ています。シーズン1はPrime Videoで視聴可能で、シーズン2および3も引き続き展開される予定です(出典:Amazon Studios公式発表)。

現時点での位置付け

今回報じられた内容はいずれも公式発表に基づくものではなく、関係者の発言や噂レベルの情報にとどまります。今後、開発元やMicrosoftからの正式な発表があるまで、事実として確定することはできません。『Fallout』シリーズの今後の展開を見守る必要があります。


情報元:GameSpot

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