HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』にカンダタ子孫が登場|豪華声優陣が彩る物語、サマルトリアの王女も4人目の仲間に、巻物・紋章システムで戦略が進化

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2025年10月30日発売予定のHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』について、主要ゲームメディアの先行プレイレポートと公式発表により、原作から大幅に進化した新要素の詳細が明らかになりました。『ドラゴンクエストI』に『ドラゴンクエストIII』のカンダタの子孫が新キャラクターとして登場し、『ドラゴンクエストII』ではサマルトリアの王女が正式な4人目のパーティメンバーとして参戦。さらに豪華声優陣によるボイス実装、オーケストラ音源の採用、「巻物」「紋章」システムの導入により、戦略性とゲーム体験が根本から刷新されています。

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戦略性を革新する新システム

「巻物」システムによるキャラクター育成の拡張

「巻物」は宝箱などから入手できる特殊アイテムで、使用することでパーティメンバーのうち1人が特定の呪文や特技を新たに習得できます。巻物ごとに習得可能なメンバーが決められており、戦略的なキャラクター育成が可能になります。

巻物で呪文や特技を習得。画像は特技「さみだれけん」を習得できる「さみだれけんの巻物」

確認されている巻物の種類

  • 『ドラゴンクエストI』: 「ヒャドの巻物」「とうぞくの巻物」(「とうぞくのはな」習得)
  • 『ドラゴンクエストII』: サマルトリアの王子専用の「さみだれけんの巻物」

5つの紋章システムの戦闘効果

原作『ドラゴンクエストII』の5つの紋章(太陽・星・月・水・命)が、HD-2D版では両作品に登場し、バトル中に特殊効果を発揮する革新的システムが追加されました。

確認されている紋章効果

  • たいようの紋章: 一部の特技で会心の一撃が発生
  • つきの紋章: 一部の呪文が暴走効果を発動
  • ほしの紋章: 「ぼうぎょ」選択時にMP回復効果
  • いのちの紋章: 特定条件下で「超絶技」が発動(例:ドラゴン斬り→竜王斬りに変化)

利便性を向上させる機能の導入

詳細な設定機能

以下の利便性を向上させる機能が実装されています。

戦闘・難易度調整機能

  • アイテムさくせん: オート行動時の使用範囲を「すべてつかう」「装備だけつかう」「どうぐだけつかう」「何もつかわない」で設定
  • レベルアップ時回復設定: HP・MP回復のオン/オフ切り替え(「いばらの道だぜ」ではデフォルトオフ)
  • 死なない設定: 「楽ちんプレイ」でのみ変更可能な戦闘不能回避機能
  • 有利コマンド機能: 弱点を突く呪文・特技選択時に敵上に「弱点」表示

探索支援機能

  • 宝箱の場所/ひみつの場所: マップ上に表示(オン/オフ切り替え可能)
  • べんりボタン: R1+方向キーで登録した特技・呪文・道具を即実行
方向キーに特技や呪文、道具などを4つまで登録できる「べんりボタン」
  • 相手のようす: R3ボタンで敵の状態異常確認
  • ルーラ行き先拡張: 街道の宿屋、ほこら、ダンジョンも登録可能

リトライシステム

ゲームオーバー時に以下の選択肢が用意されています。

  1. 従来の「冒険の書」からの再開
  2. 教会からの復活
  3. 「この戦闘開始時から再挑戦」(新機能)
  4. 「オートセーブから再開」(新機能)

『ドラゴンクエストI』の大幅ストーリー拡張とキャラクター詳細

カンダタ子孫登場の詳細シナリオ

ガライの町から岩山の洞窟にかけて大規模な新シナリオが追加されています。原作にはなかった「妖精族やドワーフ族との新たな出会い」も用意されています。

新シナリオの展開

  1. ガライの町: 悪徳商人が80万ゴールドで「とうぞくのカギ」を販売
  2. 街道の宿屋: 原作にない新施設で悪徳商人が襲撃される
  3. カンダタ子孫との遭遇: 『ドラゴンクエストIII』のカンダタの子孫が登場
  4. 岩山の洞窟: カンダタ戦後、「ようじゅつし」との本格ボス戦

主人公とローラ姫の詳細設定

ロトの血を引く者(主人公)CV:花江夏樹(バトルボイス)

伝説の勇者ロトの血を引く青年で、魔物に立ち向かう勇気と力、そして優しさを持ち合わせています。

戦闘能力(レベル10時点):

  • 習得呪文: ギラ、デイン、マホトーン、ラリホー、ホイミ、インパス
  • 習得特技: けもの突き、かえん斬り、うけながし、みかわしきゃく、ドラゴン斬り
  • 特徴: うんのよさが特に高く、「物理攻撃ダメージ」「会心発動率」「状態異常成功率・回避率」に影響
原作ではタイマンのみでしたが、HD-2D版では複数の敵が同時に出現します。

ローラ姫 CV:茅野愛衣

ラダトーム王の一人娘で、精霊ルビスの声を聞く力を持っています。明るく気さくで国民からも慕われていましたが、数ヵ月前に竜王たちにさらわれ、行方不明になっています。

『ドラゴンクエストII』4人パーティシステムとキャラクター詳細

新たな冒険の舞台

『ドラゴンクエストII』では、原作では見たことのなかった町や村も登場し、世界各地に忍び寄る魔の手に立ち向かう新たな展開が用意されています。

各キャラクターの詳細設定

ローレシアの王子(マイペースプリンス)CV:内田雄馬(バトルボイス)

強さと優しさを兼ね備えたローレシア王国の王子。呪文は使えませんが、屈強な肉体と巧みな剣技を駆使します。

戦闘能力(レベル22時点):

  • 主要特技: しっぷう突き、ドラゴン斬り、まじん斬り、ちからため
  • 戦術的特徴: 低速高耐久アタッカー型、味方サポートを受けて高火力を発揮

サマルトリアの王子(うっかり王子) CV:福山潤

穏やかで優しい性格ですが、少々のんきな一面もあります。剣技と呪文をバランスよく使いこなします。

主要能力:

  • 呪文: ギラ系、デイン、スクルト、各種回復・移動呪文
  • 特技: ギガスラッシュ、ミラクルソード、うけながし

ムーンブルクの王女(亡国の王女)CV:上坂すみれ

家族と故郷を魔物に奪われ、悲しみを胸に仇討ちを誓います。心優しく聡明で、優れた呪文の才能があります。

主要能力:

  • 攻撃呪文: イオ系、バギ系
  • 特殊技: とおぼえ(狼召喚)、キラキラポーン(状態異常・即死耐性)、いぬのはな(シリーズ初特技)

サマルトリアの王女(やんちゃ姫)CV:篠原侑

兄想いで行動力があり努力家ですが、自由気ままで少々やんちゃな一面もあります。

詳細能力:

  • 主要呪文: メラ系、ヒャド系、ホイミ、インパス
  • 重要特技: まりょくの風(4ターン味方全員MP回復、消費MP3)、ツッコミ(状態異常解除)
  • 特殊行動: 約22.6%の確率で遊び行動(5種類のパターンを確認)

先行プレイ動画

『ドラゴンクエストIII』セーブデータ連携と豊富な特典

セーブデータ連携特典

HD-2D版『ドラゴンクエストIII』のセーブデータがあれば特典を受け取り可能。

伝説のイメチェンセット:

  • 『ドラゴンクエストI』いぬぐるみ×1(ラダトームの宿屋で入手)
  • 『ドラゴンクエストII』ねこぐるみ×1(ローレシアの宿屋で入手)

限定版と店舗別特典

以下の特典が用意されています。

限定セット商品

  • 勇者ロトの子孫セット: キャラクターアクリルブロック(勇者の子孫5人セット)
  • キャラクターコンプリートセット: キャラクター&モンスターアクリルブロック

店舗別購入特典

  • スクウェア・エニックスe-STORE: デジタル壁紙2種、ピンズ ロトの盾
  • ローソン@Loppi・HMV: マウスパッド ラーミア、戦闘べんりセット
  • Amazon.co.jp: 旅人のたしなみセット
  • イオン系列店: 戦いの心得セット
  • ダウンロード版予約特典: しあわせ旅セット

東京ゲームショウ2025での体験機会

開催詳細(2025年9月25日〜28日、幕張メッセ)

  • 試遊体験: 各プラットフォームでDQI/DQII選択可能
  • 配布特典: BOSS×ドラゴンクエストコラボ缶「BOSS QUEST 辿り着いた深煎り」
  • スペシャルステージ: 9月27日15:30開催、特製応援ボード配布
  • りゅうおうグリーティング: 記念撮影とブロマイド風カード配布

発売情報と豪華声優陣によるボイス実装

基本仕様

  • 発売日: 2025年10月30日(Steam版は10月31日)
  • 対応機種: Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam/Microsoft Store on Windows)
  • CEROレーティング: 12歳以上対象
  • 価格:
    • 通常版:7,678円(税込)
    • 勇者ロトの子孫セット:11,980円(税込)
    • キャラクターコンプリートセット:14,980円(税込)
    • HD-2D版ロト三部作セット:12,760円(税込)(ダウンロード版のみ)

開発スタッフ

  • シナリオ&ゲームデザイン: 堀井雄二
  • キャラクターデザイン: 鳥山明
  • 音楽: すぎやまこういち
  • 開発: アートディンク&SQEX浅野チーム

豪華声優陣とオーケストラ音源

主要キャラクターに豪華声優陣が起用され、イベントシーンはボイス付きで展開されます。また、音楽にはオーケストラ音源が採用されています。

開発完了報告

ソフトの開発完了が公式に発表され、堀井雄二氏と早坂将昭プロデューサーによる記念撮影も公開されています。


出典媒体一覧

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