『Zero Hour』を手がけたAttritoM7 Productionsが、三人称視点のアクションスリラー『BLACKWOOD』を発表しました。2026年第3四半期にSteamでリリース予定です。
本作は、2012年のニューヨークを舞台に、昼はDVD店を営み、夜は暗殺者として街を駆ける主人公アントン・ブラックウッドの二重生活を描きます。スムーズに操作できる戦闘と映画のような演出が特徴です。
昼と夜で変わる主人公の二面性
『BLACKWOOD』の核心は、主人公アントン・ブラックウッドの正反対の二重生活にあります。昼間の彼はブルックリンで小さなDVDショップを経営し、静かな日常を過ごしています。店で働く女性は、アントンの優しい一面を見ており、彼が普段は見せない人間らしさを感じ取っています。
しかし夜になると、アントンは地下室から街へ向かい、危険な暗殺者としての活動を開始します。彼は好きな犯罪映画のスタイルを参考にしながら、近接戦闘での暗殺や環境を利用した攻撃、徒歩や車での激しい追跡戦を繰り広げます。なお、アントンは自分の意思で行動していると思っていますが、実は背後で誰かが彼を操っている可能性があるようです。
映画のような戦闘システムと環境の活用

戦闘システムでは、銃撃戦が「速く、スタイリッシュで、容赦ない」設計となっており、ダイブ、ロール、スライドなどのスムーズな移動で途切れることのないアクションを実現します。開発元は「すべての戦闘が映画のようでありながら操作に反応し、プレイヤーが自分だけの激しい瞬間を作り出せる」と述べています。
『BLACKWOOD』の特徴として、様々な場面に合わせた暗殺技が数多く用意されています。一対一の格闘から周囲の環境を使った攻撃まで、すべての戦闘で、狙いを定めて格好良く敵を倒すことができます。これらの動作は「しっかりとした手応えがあり、覚えがいのある」システムとして設計されています。
日常生活の体験要素
アントンが経営するDVDショップは、暗殺者としての正体を隠すためだけの場所ではありません。ここは彼が普通の店主として生活する大切な場所でもあります。プレイヤーは店でDVDを売ったり買ったりし、アントンの服装を変えたり、アパートで普通の生活を送ったりできます。こうした日常の行動を通じて、昼は普通の人、夜は暗殺者という二つの顔を持つ生活を体験できます。
開発元は「昼と夜の違いが世界とプレイヤーの選択を決める」と説明しており、店で働く女性との穏やかな時間が、暗い世界の中でも人間性が残っていることをアントンとプレイヤーの両方に思い出させるとのことです。
マーベル風の物語展開と世界観
物語では、マーベル風の演出で、暴力に満ちた秘密の街を舞台に欠点のある人間的なキャラクターたちが登場します。開発元は「すべての広告、タトゥー、ポスターが物語を語り、すべてのミッションが陰謀と結果の網にプレイヤーをより深く引き込む」としています。
ブルックリンの静かなDVD店から、ネオンが光る2012年ニューヨークの裏社会まで、プレイヤーは様々な場所で戦うことになります。どの戦闘も映画のようなスタイルで描かれ、プレイヤーの選択が物語に影響します。
出典:Steam




