「制約されたくない」500万本超え『Expedtion 33』開発者が語る次回作の自由―ワシントン・ポスト

「制約されたくない」500万本超え『Expedtion 33』開発者が語る次回作の自由―ワシントン・ポスト

『Clair Obscur: Expedition 33』を手がけたSandfall InteractiveのクリエイティブディレクターGuillaume Broche氏が、次回作では同じストーリー、アートスタイル、ジャンルに縛られない可能性を示唆しました。ワシントン・ポストが2025年10月8日に掲載したインタビューで、Broche氏は「何を作るにしても、ストーリー、アートスタイル、ゲームプレイに制約されたくない」と語り、次回作の方向性はまだ確定していないと明らかにしました。ただし、スタジオが重視するのは「本物らしさと愛情を込めた作品」であることを強調しています。

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『Clair Obscur: Expedition 33』の成功と次回作への影響

『Clair Obscur: Expedition 33』は500万本以上の売上を記録する大ヒット作となりましたが、Broche氏はこの成功が次回作の方向性を決定づけるわけではないと述べています。

ワシントン・ポストでは、『Clair Obscur: Expedition 33』のパリィ機能や敵のターン中もプレイヤーがアクティブに動ける仕組みは『デビルメイクライ』や『マリオ&ルイージRPG』シリーズから着想を得たと説明されています。しかし、次回作でアクション要素を重視するかどうかは、現時点では判断できないとBroche氏は明らかにしました。

大型アップデートでコミュニティへの感謝を表明

Broche氏はWashington Postのインタビューで、『Clair Obscur: Expedition 33』の今後の大型アップデートについても言及しました。このアップデートは完全なDLCではなく、プレイヤーへの「感謝のアップデート」として位置づけられています。「コミュニティやプレイヤーから多くの愛を受け取りました。私たちに参加してくれたことへの感謝を伝えたい」とBroche氏は述べました。アップデートは全プラットフォーム向けに開発中で、リリース日は未定です。新たなプレイ可能エリア、新たな敵との遭遇や驚きの要素、後半ステージの新ボス戦、新コスチューム、さらに「ファンが楽しみにできる驚き」が追加される予定です。

ターン制RPGへの偏見とデザインの意図

別のインタビューでBroche氏は、『Clair Obscur: Expedition 33』にパリィシステムを導入した理由について、ターン制RPGを好まないプレイヤーに訴求するためではなく、純粋なゲームプレイデザインの選択だったと説明しています。Automatonが2025年8月に掲載したインタビューで、Broche氏は「パリィシステムや物語体験を追加したのは、ゲームが偏見に直面するのを避けるためではありません。私たちがそうしたかったからです」と語りました。この発言は、スタジオが市場のトレンドに迎合するのではなく、自らのビジョンに基づいて作品を制作していることを示しています。

出典

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