『龍が如く極3/3外伝』にシリーズ今後の方向性――横山昌義氏「ただのリメイクではない」

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龍が如くスタジオ代表の横山昌義氏が、20周年記念展「冠婚葬祭展」で行われたインタビューで『龍が如く極3 / 3外伝 Dark Ties』について語りました。2026年2月13日に発売される本作について、横山氏は「シリーズの今後の方向性を示すヒントがある」と明言しています。

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『極3 / 3外伝』に込められたシリーズの未来

横山氏はインタビューの中で、「『龍が如く 極3』をただのリメイク作品だと思っているなら大間違い」と語りました。さらに「『龍が如く3外伝 Dark Ties』の方もかなり衝撃的な内容になっている」とも述べ、遊べば「この先『龍が如く』シリーズが何をやっていくつもりなのか、結構わかると思います」と続けています。

「Dark Ties」というタイトルは、英語で「暗い絆」や「暗い結びつき」といったニュアンスを持つ言葉です。峯義孝の過去を描く外伝作品として、どのような物語が展開されるのか。タイトル名だけでも、作品の方向性を想像させるものがあります。

春日一番が証明した「何でも変えられる」力

横山氏は20年間で最も印象に残っている出来事として、「春日一番」の登場を挙げました。「ゲームがRPGになることよりも、主人公が変わることの方が大きな出来事だった」と振り返り、20年にわたりシリーズの顔だった桐生一馬から春日一番へのバトンタッチが、開発側にとっても大きな決断だったことを明かしています。

そのうえで横山氏は、「ユーザーの皆さんに受け入れられたからこそシリーズを続けられている」「ここから何でも変えられるな、と思っている」と語りました。春日一番という新主人公が支持されたことで、シリーズはさらなる変化に踏み出せる自信も生まれたと考えられます。「極3/3外伝」に新たな挑戦を仕込めた背景にも、この成功体験があるのではないでしょうか。

過去の「極」シリーズとは何が違うのか

2016年発売の『龍が如く 極』、2017年発売の『龍が如く 極2』は、いずれも過去作を当時の最新ハード向けにフルリメイクした作品でした。グラフィックやシステムを大きく刷新し、「名作を今の環境で遊べるようにする」ことに主眼が置かれていたと言えます。

しかし横山氏の発言を踏まえると、『極3/3外伝』は単なる技術刷新にとどまらない作品として位置づけられていると考えられます。過去の「極」シリーズが「過去作を現代に蘇らせること」に重きを置いていたとすれば、今作は「これから」を示す役割を担っているのかもしれません。2026年2月13日の発売時には、横山氏が語った「シリーズの今後の方向性を示すヒント」がどこに込められているのか、注目してみてはいかがでしょうか。

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