『TES6』が社内プレイ可能に──Todd Howard氏、前2作を「寄り道」と位置づけクラシックなRPGへの回帰を宣言

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Bethesda Game Studiosのディレクター兼エグゼクティブプロデューサーであるTodd Howard氏は2026年2月18日、Kinda Funny Gamescastに出演し、『The Elder Scrolls VI』(以下『TES6』)の開発が社内でプレイできる段階に達していると明かしました。『Fallout 76』と『Starfield』を自社の「クラシックなスタイル」からの「creative detour(寄り道)」と形容し、『TES6』ではクラシックなスタイルに立ち返ると語っています。同作は2018年のE3で発表され、『Starfield』の発売(2023年9月)の後に本格制作へ移行しました。

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開発はマイルストーン目前、スタジオの大半が参加

Howard氏は配信のなかで、現在の開発状況について次のように述べています。

「プレイできる状態にあり、社内で大きなマイルストーンを間もなく通過するところです。スタジオの大半がこのゲームに携わっており、パートナーの一部もそうです」 ——IGN(Kinda Funny Gamescast経由)より

ここでいう「プレイできる状態」とは社内の開発ビルドを指しており、一般プレイヤー向けの試遊やベータテストではありません。発売時期については「まだしばらくかかる」と改めて述べました。

2025年12月にGame Informerが掲載したインタビューで、Howard氏は「順調に進んでいる。スタジオの大半がVIに取り組んでいる」と語っていました。同インタビューでEmil Pagliaruloスタジオデザインディレクターも「ファンは期待に届かないまま出るゲームが欲しいのか、それとも十分な時間をかけてオーブンでじっくり焼いた美味しい七面鳥が欲しいのか」と、開発に必要な時間をかける考えを伝えています。今回の配信では、プレイ可能な段階に達したことやマイルストーンの存在といった、より具体的な進捗が初めて共有された形です。

Skyrim開発陣の大半が在籍、Creation Engine 3で構築

チーム構成について、Howard氏は「Skyrimを作った人たちの大半はまだここにいます」と語りました。他スタジオでの経験を持つ新たなメンバーも加わり、『TES6』の開発に参加しているとIGNは伝えています。

技術面では、『Starfield』を駆動したCreation Engine 2をCreation Engine 3へアップグレードしたことが配信内で公にされました。

「Starfieldを動かしているCreation Engine 2を、Creation Engine 3に引き上げるのにここ数年を費やしてきました。これがElder Scrolls 6とそれ以降の作品を動かすことになります」 ——IGN(Kinda Funny Gamescast経由)より

BethesdaのエンジンはGamebryo(『Morrowind』『Oblivion』『Fallout 3』)を起源とし、『Skyrim』でCreation Engineへ移行、『Starfield』でCreation Engine 2に進化した経緯があります。2021年6月の時点ではCreation Engine 2が『TES6』にも使われる予定と発表されていたため、Creation Engine 3という新たなバージョンの存在は今回初めて公にされた情報です。

『Fallout 76』と『Starfield』は「クラシックなスタイルからの寄り道」

Howard氏は配信のなかで、自社が長年培ってきたRPGのスタイルと直近2作品の位置づけについて語りました。「自分たちが好きで、ファンも好きなスタイルがあり、それをどんどん良くしていきたい」としたうえで、『Fallout 76』と『Starfield』については次のように述べています。

「Fallout 76とStarfieldは、あのクラシックなElder Scrolls、Fallout──Skyrim、Fallout 3、Fallout 4、Oblivionのような、ある特定の方法で世界を探索するスタイルから、少しcreative detour(寄り道)をしたものだったと思います」

この発言は、Bethesdaが常に進化を続けてきた過程のひとつとしての文脈で語られたものです。『TES6』について同氏は「自分たちが恋しかった、よく知っているあのクラシックなスタイルに戻ろうとしている」と語りました。技術革新を重ねるなかで、世界に足を踏み入れた瞬間に「初めてそのようなゲームを体験しているように感じられる」ことを目指しているとも述べ、「今の方向性に満足している」と付け加えています。

※本記事はKinda Funny Gamescast(2026年2月18日配信)でのTodd Howard氏の発言をもとに、IGN・GamesRadar+の報道と関連情報を加えて再構成しています。

出典

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