バンダイナムコエンターテインメントが『テイルズ オブ アライズ』の大型DLCとして11月9日に発売する『テイルズ オブ アライズ ビヨンド ザ ドーン』に関する富澤プロデューサーのインタビューがファミ通.comに掲載されました。その内容をかいつまんでご紹介します。
- 当初はDLCは予定しておらず、マンガや小説などの形で届けられればと考えていたが、多くのユーザーから「彼らの活躍をもっと知りたい」という声が届き、その熱を受けゲームとして届けることになった。
- もともとはもう少し短めの内容にするつもりだったため、続編という形式にはしなかったのだが、開発を進める内に想定よりもボリュームが増大した。
- メインストーリーとサブクエストを適度にこなしつつ進めると20時間くらいでクリア。サブクエストは豊富に用意されており、すべて遊び尽くすならもっと時間がかかる。
- 『アライズ』の販売本数は成功と言えるレベルに到達したこともあり、チーム内でもDLCを制作したという声があがった。DLCの制作に着手できたのは2022年に入ってから。
- 『ビヨンド ザ ドーン』の物語は、本編ラストバトルの後、アルフェンとシオンが幸せな形を迎える前に起こった出来事を描く。
- 新キャラ「ナザミル」はダナ人とレナ人の混血であることから、どちらからも疎まれる存在。ダナとレナの統合後もその境遇は変わらず、この世界に対する望みを失ってしまっている。そんな時にアルフェンたちと出会い、物語が動き始める。
- ナザミルはやがてアルフェンたちの前に立ちはだかることになる。一時的にアルフェンたちと行動を共にし、スキットや野営にも登場するが、操作キャラにはならない。アルフェンたちと交流を重ねるが、やがてすれ違いの末に、強大な存在として対峙することとなる。
- ダナでもレナでもないナザミルが深い悩みを抱えながらアルフェンたちとどう交流していくのか。気持ちのすれ違いや救いも含めて、そこを描くことが本作の狙い。
- プレイするとナザミルへの思い入れが強くなる作りであり、本作における陰の主役。
- ナザミルの父親は領将(スルド)だが、それが誰かはまだ明かせない。
- 本編に登場した街やフィールドの多くは再び訪れることができる。ダナとレナが合体した世界なので、同じ形ではなく再構成している場所もあるほか、新ダンジョンも登場する。自然の中に機械のオブジェクトが混ざっていたり、どんよりしていた地域に花が咲いていたり、風景の変化も。
- バトルシステムや成長要素などは基本的に本編を踏襲。
- ステータスやスキルなどはDLC専用にスタート時のパラメータを用意することで、本編での育成度合いに関わらず、誰もが適正なバランスで楽しめるように調整。
- 本編セーブデータの状況にあわせて、DLCプレイ開始時に所持アイテムやガルド、スキルポイントにボーナスが付く。
- ドラマを楽しんでもらうことに尽力しており、バトル要素は本編通りの楽しさを少しだけ最適化した程度。手触りはそのままに、敵の行動やブーストアタックの効果範囲などを一部調整。追加の称号・スキルはないが、武器・防具はある。
- 本編では8割くらいのプレイヤーがアルフェンしか操作していないというデータがある。DLCでは、アルフェン以外のキャラを触る機会として、キャラごとのアフターエピソードを用意している。
- DLCなども含めて入手した衣装・アタッチメントは全て使える。DLCで入手したものを本編で使うこともできる。
- 本編終了から1年を経て、仲間たちは世界各地に散らばっている。再び一堂に会するわけだが、1年後の再会でどんな反応をするのか、本編終了後にどのような関係性になっているのか、またどんな関係に進んでいくのかなども楽しめる。サブキャラクターたちも1年後の世界で、色々な反応や活躍を見せてくれる。
- ボイスは当初の予定から何倍もの量を収録。ナザミルの声優はまだ秘密。
- グラフィックやフェイシャルアニメーションは表現力がアップ。特にナザミルはセリフが少ない分、表情から感情が感じ取れるようかなり力を入れている。
- バトルの掛け合いも成長した彼らを描くための表現を追加。
- 桜庭統氏による30曲以上もの新曲を収録。バトル曲もあり『ビヨンド ザ ドーン』用通常バトル曲もある。
- 2D新規アニメーションはなし。テーマソングは続報にて。
情報元:ファミ通.com