『アリス イン ナイトメア』と『アリス マッドネス リターンズ』の生みの親であるアメリカン・マギー氏が、GamesRadar+のインタビューで新作の構想について語りました。現在構想を進めているPlushie Dreadfulsゲームの冒頭を、『マッドネス リターンズ』の結末に意図的に接続させたとのことです。このゲームは、メンタルヘルスの課題を象徴するぬいぐるみブランド「Plushie Dreadfuls」の世界観をベースにした作品で、マギー氏は「精神的続編」と呼べるものになるとしています。マギー氏は2023年にEAに第3作『Alice: Asylum』の企画を拒否された後、ゲーム開発からの引退を表明していました。しかし2025年12月、ゲーム化の構想を公表しています。
『マッドネス リターンズ』結末からの物語的接続
マギー氏はGamesRadar+のインタビューで、Plushie Dreadfulsゲームと『マッドネス リターンズ』の物語的なつながりについて具体的に説明しています。
「Plushie Dreadfulsゲームの冒頭を『マッドネス リターンズ』の結末に意図的に結びつけました。そうすることで、精神的続編と呼べるものになります」
マギー氏はAliceのIPを保有するEAとの権利上の線引きについても触れました。同氏は「明らかな重なりはありますが、弁護士とトラブルになるようなものではありません」と述べています。ただし、この認識はマギー氏個人のものであり、EA側の公式見解は示されていません。
Plushie Dreadfulsは、マギー氏と妻のYeni Zhang氏が2015年に立ち上げたぬいぐるみブランドです。メンタルヘルスの課題、慢性疾患、ニューロダイバージェンスを象徴するぬいぐるみウサギを展開しており、GamesRadar+によると、ゲームの舞台は330体のボタン目のぬいぐるみウサギが存在する世界です。
主人公Jamesの設計——アリスと重なる個人的な起源
主人公Jamesは、マギー氏にとって個人的な意味を持つキャラクターです。マギー氏はこのゲームについて、自身にとって「一定の区切り(closure)」になるとGamesRadar+に語っています。『Alice: Asylum』の実現を待ち望んでいたファンにも同じ区切りを届けたいとの思いも明かしました。
Jamesのキャラクター設計について、マギー氏は次のように説明しています。「アリスはある意味、子供時代の経験をもとにしていました。Jamesというキャラクターの執筆でも、非常に似たことをしています。彼は孤児ですが、ある種の暗く邪悪な家庭に養子に出されたのです」。マギー氏によると、ゲームではPlushie Dreadfulsのぬいぐるみが象徴するメンタルヘルスの感情を探求する内容になるとのことです。
開発はバックストーリー執筆の段階——発売時期やプラットフォームは未発表
GamesRadar+では、主人公Jamesはまだ「ストーリーボーディングの予備段階」にあるキャラクターとして紹介されています。4Gamerは2026年2月27日の記事でこの企画を「Dreadfuland」として紹介しており、マギー氏がまだ本格的なゲーム開発には着手しておらず、バックストーリーを完成させて出資を募る段階であるとしています。マギー氏は将来的にゲームのほか、書籍や映像作品への展開も視野に入れていると述べました。




EA拒否と引退表明を経ての復帰——東京のファンが後押し
マギー氏は2023年4月に、EAが第3作『Alice: Asylum』の企画への資金提供を拒否したとPatreonで報告しています。EAはAliceを同社ゲームカタログの重要な一部と位置づけ、IPのライセンスや売却にも応じなかったとのことです。その後マギー氏はゲーム開発からの引退を表明していました。
転機となったのは2025年12月です。GamesRadar+によると、東京で開催されたPlushie Dreadfulsのポップアップショップで日本のファンから手書きの手紙を受け取ったことが、マギー氏のゲーム開発復帰を後押ししました。
※本記事はGamesRadar+のインタビュー記事およびVGCの報道をもとに、関連情報を加えて再構成しています。
※本プロジェクトはバックストーリー執筆段階であり、ゲームとして発売が決定したわけではありません。
※主人公について、GamesRadar+/VGC記事では「James」とされ、「孤児で暗く邪悪な家庭に養子に出された」と説明されています。一方4Gamer記事では「ジーン」表記で、「両親を亡くして養護学校で暮らす少年」として紹介されています。企画初期段階のため、名称や設定の細部は今後変動する可能性があります。
※法的リスクに関するコメントはマギー氏個人の認識であり、EA側の公式見解ではありません。



