2025年11月20日(日本時間21日)、第43回「Golden Joystick Awards 2025」の受賞結果が発表され、Sandfall Interactive開発の新作RPG『Clair Obscur: Expedition 33』が年間最優秀ゲーム(Ultimate Game of the Year)を含む6部門を受賞しました。さらに開発スタジオも年間最優秀スタジオに輝いています。
『Expedition 33』が歴史的6冠、スタジオ賞も同時受賞
現地時間11月20日に英国ロンドンで開催された「Golden Joystick Awards 2025」は、主にゲーマーによる投票で受賞作が決定される歴史あるゲームアワードです。今年の授賞式で最大の注目を集めたのは、圧倒的な支持を受けた新作RPG『Clair Obscur: Expedition 33』でした。
同作は、最高賞にあたる「Ultimate Game of the Year」を獲得。これに加えて、開発元であるSandfall Interactiveが「Studio of the Year」を受賞しました。ゲーム本体の6冠とスタジオ賞を合わせ、2023年に『バルダーズ・ゲート3』とその開発元Larian Studiosが達成した記録に並ぶ、歴史的な一夜となりました。
物語・ビジュアル・音楽・演技まで、多角的に評価された7冠の内訳
『Clair Obscur: Expedition 33』が獲得した6つの賞は、同作が持つ多角的な魅力が高く評価されたことを示しています。特に作品の世界観を構築する「Best Storytelling」「Best Visual Design」「Best Soundtrack」の主要3部門を独占し、その完成度の高さを証明しました。
中でも「Best Visual Design」部門では、『Death Stranding 2: On the Beach』や『Ghost of Yōtei』といった有力な競合タイトルがノミネートされる中での受賞となり、その独創的なアートスタイルが多くの票を集めたことがうかがえます。
さらに、キャラクターに命を吹き込む声優陣の演技も評価され、マエル役のJennifer English氏が「Best Lead Performer」を、ヴェルソ役のBen Starr氏が「Best Supporting Performer」をそれぞれ受賞。作品を構成するあらゆる要素が、最高水準にあることを印象付けました。
二冠達成の『Hollow Knight: Silksong』や『Ghost of Yōtei』など他の主要受賞結果
『Expedition 33』が席巻した一方で、他の主要部門でも待望のタイトルが複数の栄冠を手にしました。長年ファンが待ち望んでいた『Hollow Knight: Silksong』は、「PC Game of the Year」と「Best Indie Game – Self Published」の二冠を達成。また、『Ghost of Yōtei』も「Console Game of the Year」と「Best Audio Design」の2部門で受賞しています。
ゲーマーが最も発売を期待する「Most Wanted Game」部門では、Rockstar Gamesの『GTA 6』が選出され、同作は「Best Game Trailer」部門も制し二冠となりました。その他の主要な受賞結果は以下の通りです。
- PC Game of the Year: Hollow Knight: Silksong
- Console Game of the Year: Ghost of Yōtei
- Most Wanted Game: GTA 6
- Best Indie Game: Blue Prince
- Best Remake / Remaster: The Elder Scrolls 4: Oblivion Remastered
- Best Game Adaptation: Arcane Season 2
- Best Game Trailer: Grand Theft Auto 6 Trailer 2
- Still Playing – PC & Console: Minecraft




