Pearl Abyssのマーケティングディレクターであるウィル・パワーズ氏は、『紅の砂漠』の操作を批判するプレイヤーに対し、「自転車に乗るようなものだと考えてほしい。覚えれば自然にできるようになる。少し時間がかかるだけだ」とXで述べている。操作への批判は早期プレイヤーの間で広く共有されており、複数の海外メディアが同日に報じた。一方、『Dishonored』開発を率いたArkane Lyonの元スタジオヘッドであるディンガ・バカバ氏は、独自の操作体系について「やりがいのある思考的体操」と表現し、その価値を擁護している。
Pearl Abyssの反応——「覚えれば自然にできる」
パワーズ氏の発言は、操作を簡略化すべきだと提案したプレイヤーのツイートへの返信として行われた。パワーズ氏はXで次のように述べている。
「自転車に乗るようなものだと考えてほしい。覚えれば自然にできるようになる。少し時間がかかるだけだ」 ——Will Powers氏(Pearl Abyss PR・マーケティングディレクター)のX投稿より
続く投稿では、操作の習得に時間がかかることには同意しつつも、覚えてしまえば自然にできるようになると補足している。慣れれば解決するとの見方を示した形だが、Pearl Abyssとして操作の変更を行うかどうかについては言及していない。
Dishonored開発者が語る独自操作体系の意義
この議論に対し、第三者の立場から別の視点を提示したのがディンガ・バカバ氏だ。バカバ氏は『Dishonored』シリーズの開発を率いたArkane Lyonの元スタジオヘッドであり、独自の操作体系についてXで次のように述べている。
「操作体系を覚えるのが好きだ。やりがいのある思考的体操だし、ゲームへの向き合い方も変わる」「標準化の利益の中でこれが消えてしまわないでほしい」 ——Dinga Bakaba氏(元Arkane Lyon Studio Head)のX投稿より
バカバ氏の発言は操作体系一般に対する所感であり、『紅の砂漠』の操作を直接評価したものかは明確ではない。とはいえ、操作の「標準化」への懸念を表明している点で、独自のコントロール設計に価値を見出す立場がうかがえる。
広がる操作への批判——何が問題視されているのか
『紅の砂漠』の操作に対する批判は、プレイヤーの間で広く共通した指摘となっている。GamesRadar+のダスティン・ベイリー記者は約3時間プレイした後も、間違ったボタンの組み合わせを押して街の住人を攻撃してしまうのではないかという恐怖が常にあったと記している。
操作上の困難として具体的に指摘されているのは、NPCとの会話でL1を使って相手を指してから□ボタンを押す手順が求められる場面、特殊技の発動にR1とR2の同時押しが必要なこと、ジャンプ後に空中ブーストを行うにはR3押し込みが要求される点などだ。
『紅の砂漠』は2026年3月19日にPC、PS5、Xbox Series X|Sで発売された。Steamでのピーク同時接続数は239,045人を記録したが、ユーザーレビューは「mixed」(賛否両論)の評価にとどまっている。操作の問題はKotaku、Forbes、Eurogamer、TheGamerなど複数の海外メディアでも報じられており、発売直後の議論の焦点となっている。
※本記事はGamesRadar+の報道をもとに、関連情報を加えて再構成しています
出典
- GamesRadar+:Crimson Desert PR head insists the weird controls are “like riding a bike,” as veteran Dishonored lead suggests it’s “a rewarding mental gymnastic”
- IGN:‘Think of It Like Riding a Bike, It Comes Naturally After You Learn It’ — Crimson Desert Exec Responds to Controls Complaint Amid ‘Mixed’ Steam Reviews



