『Clair Obscur: Expedition 33』でギュスターヴの英語ボイスを担当したチャーリー・コックス氏が、The Game Awards 2025のベストパフォーマンス部門にノミネートされました。コックス氏は最近の記者会見で、この評価はモーションキャプチャーを担当したフランス人俳優マクサンス・カゾルラ氏に帰すべきだと強調しています。
TGA 2025ベストパフォーマンス候補のコックスが語った謝辞
コックス氏は記者会見で「このノミネートをとても嬉しく思う」と喜びを表明しつつ、「ノミネートや自分が受ける評価は、本当に彼（カゾルラ）に帰すべきだ。あのキャラクターの演技は彼のおかげであり、私の声はそのプロセスの一部に過ぎなかった」と語りました。
コックス氏が英語ボイスを担当する一方、カゾルラ氏はギュスターヴのモーションキャプチャーの大部分と仏語ボイスの両方を手がけています。つまり、キャラクターの身体表現と仏語版の声は、ほとんどカゾルラが担っている形になります。
カゾルラ氏の担当範囲
カゾルラ氏はギュスターヴだけでなく、エスキエ、ヴェルソ、ルノワールといった複数のキャラクターでもモーションキャプチャーと仏語ボイスを担当しています。1人の俳優が1タイトル内でこれほど多くの役割を担うのは、キャラクター表現への貢献の大きさを物語っています。
コックス氏の発言は、ゲームにおけるキャラクター表現がボイス、モーションキャプチャー、フェイシャルキャプチャーなど複数の担い手による合作であることを改めて示すものといえます。
