東京のゲーム開発会社「ヒットメーカー」が、10月29日付けで東京地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産していたことが明らかとなりました。
「ヒットメーカー」は、1998年4月に設立された企業(設立当初はヒットピット)で、これまでにカプコンのXbox用ソフト『ディノクライシス3』、SCEのPSP用ソフト『ブレイドダンサー』、日本一ソフトウェアのPSP用ソフト『ドラグナーズアリア』、PS3用ソフト『ラストリベリオン』、3DS用ソフト『ウィッチテイル』、アイレムのPSP用ソフト『ポンコツ浪漫大活劇 バンピートロット ビークルバトルトーナメント』などの開発を担当しています。
それほどメジャーなタイトルを手掛けてきた企業ではありませんが、PS3用ソフト『ラストリベリオン』については、2010年のクソゲーオブザイヤーに選ばれたり、販売元である日本一ソフトウェアアメリカの社長が「発売してしまい申し訳ない」と異例の謝罪したり、海外レビューで「存在の意味がない」とまで酷評されるなど、悪い方面で大きな話題となったので、知っている人も多いかもしれないですね。
同社公式サイトを見ると、『ラストリベリオン』を最後に事業実績が途絶えており、同作がヒットメーカーのデベロッパーとしての信用に与えた打撃はかなりのものであったと推測されます。
関連リンク
・不景気.com
・ゲームカタログ:ラストリベリオン
・ヒットメーカー 公式サイト