『幻想水滸伝』を手掛けたクリエイター陣が開発する新作RPG『百英雄伝』発表!(※更新)

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『幻想水滸伝』を手掛けたクリエイターたちが集結して開発する新作RPG『百英雄伝』が発表されました。プラットフォームはPC。7月27日から8月28日までKickstarterキャンペーンが実施され、目標金額は50万ドル。ストレッチゴールを達成すればコンシューマ版(PS5/Xbox Series X/Switch)も追加予定。リリースは2022年秋とのこと。

開発スタッフ
  • 脚本・ゲームデザイン:村山吉隆(幻想水滸伝I&II)
  • キャラクターデザイン:河野純子(幻想水滸伝I&IV)
  • システムデザイン・ディレクション:小牟田修(幻想水滸伝ティアクライス)
  • アートディレクション・プロデューサー:村上純一(キャッスルヴァニア~暁月の円舞曲~)
  • 作曲:桜庭統(テイルズオブシリーズ)、なるけみちこ(ワイルドアームズシリーズ)
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百英雄伝とは

 『百英雄伝』は、PlayStation時代に輝いたJRPGに捧げる讃歌となるタイトル。対応ハードは現時点ではPC版が予定されており、KickStarterのストレッチゴールで家庭用ゲーム機版を追加予定。リリースは2022年秋を予定。

 JRPGならではの冒険要素、高解像度の2.5Dグラフィックス、ドットで表現される生き生きとしたキャラクター、戦争下の物語と群像劇、主人公の冒険に加わる個性豊かな100人のヒーローたち、そして自軍を強化するための城塞建築システムなど、まさにクラシックRPGの現代版と呼べる作品。

 さらに本作では、参加するギルドによって街が発展していくシステムを採用。6人のキャラクターがパーティーに参加するターン制のコマンドバトルでは、環境によって配置やカメラアングルがダイナミックに変化し、臨場感あふれるバトルを繰り広げる。

ボス戦ティザームービー

メインストーリー

 多くの価値観、文化を持つ国が集まる場所オールラーン大陸、その一地方から物語が始まる。

 剣とそして、神秘的な力を秘めた魔導レンズ(ルーンレンズ)が力を振るい人、獣人、エルフ、砂漠の民、それらが時に協力し、時には覇を争い合っていた。

 その中で魔導レンズの力の研究で一日の長を持ち、その力を引き出す技術を習得した帝国、ガルディアは更なる魔導レンズの力を求めて各地に捜索の手を広げていた。

 その捜索の任にあたった帝国の若き俊才士官セイ・ケースリング、そしてその捜索隊に加わりセイと友情を交わす事になる辺境の村出身の少年ノア。

 二人は運命に導かれ新たな戦乱の世で探し求めることになる。

 それぞれの正義と真実を。

キャラクター

ノア(プレイヤーキャラクター/名前変更可能)

名前:ノア
性別:
年齢:17歳
出自:諸国連合の辺境の村出身
好きな食べ物:肉料理ならなんでも

プロフィール:
辺境の村から武者修行の一つとして諸国連合が募集していた帝国との共同ミッションに参加する。そこで遺物クラスの魔導レンズを見つけることになる。
だが、それがやがて帝国と諸国連合の戦争の切っ掛けとなる事を彼は知らなかった。

その後も諸国連合にて警備部隊に所属する事となる。

行動的で考えるより先に身体が動いてしまうタイプ。
時に損得を関係なく行動してしまい仲間にはお節介焼きと言われるも仲間達はそんな彼を好意的にとらえている。
なぜなら仲間達はもし自分が苦境に立たされた時もまた彼は助けようとするだろう事を知っているから。

台詞:
「リーンにもよく言われていたけどお節介焼きはやっぱり直らない病気みたいだ。助けに行く。できるかどうかわからないけど、何もしないとか無理だよ」

セイ・ケースリング

名前:セイ・ケースリング
性別:
年齢:18歳
出自:帝国貴族出身
好きな食べ物:ポーチドエッグ

プロフィール:
帝国貴族ケースリング家の次男。長男は戦死。
才能溢れる青年で士官学校でも抜群の成績を見せ、古代の魔導レンズ探索ミッションで学生を中心とした一中隊を任される。そのミッション中に主人公と知り合い、共に苦境を脱することで打ち解け、それぞれの志を知る事になる。

戦略家であり物事を広い視野で捉えているが、時にその冷静な判断は冷たいと取られがちだが、その胸の内には自らの理想への情熱を秘めている。

長男が辺境での反乱騒動で戦死しており、それを通じて戦う事の意味について強く意識するようになる。

台詞:
「想いの力だけで全てを変えられるほどこの世界は優しくは出来ていない。だから自分は、自分の理想のため時にその理想を捨て去ることさえ臆さないと誓おう」

メリサ

名前:メリサ
性別:
年齢:16歳
出自:森林を守るガーディアン出身
好きな食べ物:ハーブチキン

プロフィール:
森林を守るガーディアンの家系に生まれ、幼い頃からその使命を教え込まれて育ってきた少女。
人なつっこい笑顔を見せる女の子だが、戦いにおいては戦士としての表情を見せる。

ガーディアンは森とともに生きる集団ながら外の世界の文化、技術も尊重し良いものは取り入れ独自の発展をしている。
中でも彼女は進歩的な考えをしており、新しいもの、そしてカワイイもの好き。

ガーディアンは魔導レンズを扱う特別な技術を受け継いでおり、帝国、そして主人公ノアの同盟軍の両方から自陣営へと誘われその選択は歴史の大きな転換点となる。

台詞:
「ははは、森の事ならわたしに任せておきなって。どこに湧き水があって、どこに兎の穴があって、どこに敵が隠れたがるか全部知ってるんだから」

マールリッジ

名前:マールリッジ
性別:
年齢:27歳
出自:博物学者
好きな食べ物:鴨のスープ

プロフィール:
博物学を専門とする学者の青年。この世界に存在する物全てになぜそこに存在するのか、を知りたいという興味を持っている。

天才的な戦略眼の持ち主で、それにより主人公たちを助ける事になる。

しかし、戦いを人の営みの中で最も無意味な行為だと考えておりそのための才能などというものには価値を見いだしていない。

台詞:
「そうですね、ではここで降伏するというのはどうですか? 一番確実ですよ?
それは嫌……ですか。仕方ないです、なら次善として勝つための策を説明します」

ガオウ

名前:ガオウ
性別:
年齢:32歳
出自:傭兵部族の戦士
好きな食べ物:クリームたっぷりのパンケーキ

プロフィール:
多くの戦いに傭兵として参加し生計を立てている獣人部族の出身でベテランの戦士。
生活の一部として常に戦いがある環境で生まれ育ち、戦場で生まれ戦場で死ぬのが人生であると考えている。

獣人部族は戦いでも最も凶暴な部隊として戦うため大きな戦いになると多くの勢力から契約を持ちかけられる。
契約は個人単位で行うため、同じ部族出身者が敵味方に分かれお互いに戦うこともしばしばである。

台詞:
「リーダーが真っ先に危険に飛び込んでいくなんてバカな話だ。損得勘定の得意なヤツならそれを笑うだろうよ。
だが、それが間違いだと言うならオレは間違いの側でいいさ。たいして長くもない人生、損得だけで生きるなんてつまらんだろ?」

リャン

名前:リャン
性別:
年齢:16歳
出自:格闘道場の娘
好きな食べ物:激辛ラーメン

プロフィール:
帝国の諸国連合領への侵攻に怒りを感じて家を飛び出すも飛び出した後はどうするか考えてなかった。
とりあえず大きな街へ行けばなんとかなると思って全力で駆けだして幸運にも主人公たちと出会う。

格闘技道場の家に生まれて子供の頃から父親から格闘技を教え込まれる。
本人いわく歩けるようになる前に回し蹴りができたとの事。

台詞:
「うーん、難しい事はわかんないだけどさぁ
ウチらの故郷に急に知らんヤツがやってきてさぁ
我が物顔で歩き回るなんて、やっぱ許せないでしょ、うん」

ミオ

名前:ミオ
性別:
年齢:27歳
出自:東方出身
好きな食べ物:笹団子

プロフィール:
剣の道を究めるために武者修行の旅を続けてる女剣士。
ストイックな性格で、普段は無口だが腕が立つ相手を見ると勝負を挑もうとする。

普段は喋らないが、時々ふっと含蓄ある鋭い発言をするため仲間からは先生と呼ばれている。時々、天然系の事を言ったりもする。

台詞:
「お前の歩む道は一つだが、その行き先は無数にあり、お前が決める事ができる」

スクリーンショット

開発者インタビュー

  • 『幻想水滸伝』後も『アライアンス・アライブ』など、基本的には群像劇であるとか、戦争に関わる話をこれまで追求してきた。そういう意味では、今回の企画もその延長線上にあると言っていい。ずっとこだわってきた世界観にもう一度全力でチャレンジしようということ。
  • タイトルが「百英雄伝」となっているように、登場する全キャラをそれぞれ英雄として描く。全員がものすごい英雄ではなく、例えばこのキャラは限定的な力しかないが、それでも誰かの憧れになるような立派な仕事をしただとか、それぞれ異なる分野で活躍していた小さな英雄が集まって大きな歴史の流れを作り上げたというストーリー。
  • 英雄全員はまだ決まっていない。メインストーリーを書く中で決まっていくこともあるし、チーム内でアイデアを出し合って増やしくていく形をとっている。ひとりで考えると偏るが、みんなで考えれば思いつかなかった発想のキャラが色々と出てくる。ユーザーと相談しながら作るのも面白そうだと思っている。
  • どこまで仲間にするか、誰を仲間にするか、どのキャラを自分のメインパーティとして使うのかはプレイヤーが自由に決められるようにする。
  • 舞台は中世ファンタジーがベース。魔法の要素として「魔導レンズ」と呼ばれるアイテムを中心に世界を構築している。色々な勢力が存在し、魔導レンズからいかに力を引き出すかという点において、魔術的な技術を用いる場合や、工業的な技術を用いる場合もある。
  • ノアとセイは序盤で出会う。ふたりとも戦乱の世に心を痛めており、同じ志を持っていることから、友情を結ぶ。しかし、歴史が2人の歩む道を変えていく。それぞれが同じ志ながら、違う手段で異なる道を通って世界で奮闘する。
  • 戦争を描くことがストーリーの目的だが、もうひとつゲームデザインとしての目的はストーリーとシステムを融合すること。ゲームとしての遊びがストーリーとも関連していくという密接な繋がりを追求していきたい。
  • バトルで一番大事にしているのは100人以上のキャラクターが全員活躍できること。ただ戦闘が強いとか、パラメーターが違うだけの差ではなく、攻撃以外にも各キャラの個性が出るようなシステムを目指している。
  • 従来RPGのように綺麗に整列して戦うコマンドバトルではなく、キャラがバラバラに配置され、シチュエーションに応じてキャラごとの個性が活きる場所にいる。そんな見た目にも楽しいコマンドバトルにしたい。
  • まだ企画中だが、大量のキャラクターが入り乱れるようなバトルはやりたい。戦争を描くので、そのようなバトルはたぶんある。(一騎打ちは?)あるかも。6対6だけではなく、複数のパーティとか、1人とか、色んなバリエーションを考えたい。攻城戦もやってみたい。
  • 「城塞構築システム」について:街のようなものをプレイヤーが育てていけるシステムを作ろうと目論んでいる。例えば、畑で農業ができるとか、建てたい建物を選び育てていくとか、そういうシステムをRPGの世界観に当てはめて、ひとつの遊びとして提供したい。できるだけカスタマイズも可能にし、プレイヤーごとの個性も表現できれば。
  • 城塞都市に集ったキャラクターたちが特定のギルドに加入してパーティを組み、一緒に目的を達成するような仕組みを考えている。そして、プレイヤーが複数のパーティを行動させる遊びを作りたい。プレイヤーが各キャラをギルドに配置することで、彼らの人間関係も見られるシステムにしたい。
  • 大量のキャラクターが登場するという特徴を活かせる様々なパターンを考えており、チャレンジブルなコンテンツを作ろうと思っている。本編は誰でもクリアできるが、大量のキャラクターをうまく活用しなければ攻略できないような高難易度モードもちょっとやりたい。
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