【奇ゲー】超高額で取引される幻のPC用アドベンチャー『ガラージュ』モバイル用”完全版”の制作に向けクラウドファンディング開始。そして既に目標達成(※更新:クラウドファンディング終了。ストレッチゴール「アナザーエンディング」も実装決定)

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【更新:2021/2/8】
『ガラージュ:完全版 for Mobile』のクラウドファンディングが終了。結果は大成功で、目標額300万円の7倍以上となる2,288万5,922円を集めました。これにより、ストレッチゴールとして設定されていた「アナザーエンディング」の実装も決定。「アナザーエンディング」とは、ガラージュの世界における“必然的に有り得た結末”を描くもので、オリジナル版の発売前から作者の頭の中には存在していたとのこと。このアナザーエンディングの実装に当たり、既存のシナリオに新たな章が加わることになります。


【以下原文】

アーティストの作場知生氏は12月4日、自身が監督を手掛けた幻のアドベンチャーゲーム『ガラージュ』について、iOS/Android版『ガラージュ:完全版 for Mobile』を制作するためのクラウドファンディングを開始しました。そして既に目標金額である300万円を突破しています。

『ガラージュ』は、キノトロープが開発を手掛け、1999年に東芝EMIから発売されたPC用アドベンチャーゲーム。奇怪な登場人物たちが多数登場する混沌としたスチームパンク風の世界で、生体機械となってしまった主人公を操り、自身がなぜ機械化してしまったのかという謎を追いつつ、この世界からの脱出を目指すという作品。『クーロンズゲート』『バロック』と並び”三大歪みゲー”と称される本作は、一部に熱狂的なファンを持っています。そんな『ガラージュ』は、初版3000枚のみで販売が中止。2004年に作場氏が個人で再販したものをあわせても3500枚程度しか出回っておらず、オークションサイトなどでは15万円~30万円の高額で取引されているという幻のタイトルです。

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幻のアドベンチャーゲーム『ガラージュ』
クラウドファンディング開始

【ガラージュ:完全版 for Mobile】

1999年発売のPC用アドベンチャーゲーム『ガラージュ』(監督: 作場知生 / 開発: キノトロープ) のモバイル版制作のためのクラウドファンディングを開始しました。 オリジナルの世界観、シナリオを踏襲しつつ、20年前には実現できなかったグラフィッククオリティ、ゲームバランス、より深いシナリオを実装し、『ガラージュ完全版』を目指します。
iOSとandroid用の有料買い切り・ゲーム内課金なしのアプリを予定しています。

【グラフィック】

1990年代はまだ3Dグラフィックも発展途上の段階であり、このゲームも当然その制限の中で制作されています。 このプロジェクトでは当時に実現できなかったガラージュの世界の「あるべき姿」を引き出します。
ゲーム内で使用される動画はAIによるフレーム補完によって、全て30FPSで再生されるようになります。 さらに一部の動画では手描きの前景を加えることによるディテールアップが施されます。

【ゲームシステム】

ゲームに対する要求もこの20年で大きく変化しました。 かつては当たり前であった不条理なほど難しい謎解きや不親切なインターフェースは、現在においては到底受け入れられないものとなっています。 この点に関してもオリジナル版のゲームが持っていたゲーム性を損なうことなく改善いたします。 またやり込み要素であるビンドウや釣のシステムは、難易度を適切に調整しつつ大幅に強化されます。

【『ガラージュ:完全版』を目指して】

「ガラージュ」、ある時には伝説のゲームと呼ばれ、ある時には幻のゲームと呼ばれるこのゲームは、話題になりこそすれ、実際にほとんどの人がプレイできないという、作者にとってもユーザーにとっても不幸なゲームでしかありませんでした。 最初で最後と思われるこの機会によって、なんとかしてガラージュをその本来あるべき姿でリリースし、このゲームに関心を寄せる全ての人にプレイしてもらいたいと考えています。 それは、この無謀な試みに対する皆様のご支援によって可能になります。どうぞよろしくお願いいたします。

『ガラージュ:完全版 for Mobile』制作プロジェクト
1999年発売の伝説のPC用アドベンチャーゲーム『ガラージュ』のスマホ版を制作するプロジェクトです。オリジナルの世界観、シナリオを踏襲しつつ、20年前には実現できなかったグラフィッククオリティ、ゲームバランス、より深いシナリオを実装し、本来...
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