『バイオハザードRE:4』アシュリーの“いかにもゲーム的”な部分を再設計し人間味を持たせた ─ ディレクターが語るアシュリーの変更点

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Game Informerは、『バイオハザードRE:4』のディレクター安保康弘氏とゲームプレイ部分の監修を手掛ける門井一憲氏へのインタビューから明らかとなった、アシュリーの変更点に関する記事を公開しました。

  • 右アナログスティックを押し込むことで、アシュリーに「こっちだ!」と声をかけて呼び寄せたり、「離れろ!」と距離を保つよう指示をすることができる。
  • 待機指示は廃止され、どのような状況でもレオンに付いてくるようになった。つまり、原作のように安全な場所でアシュリーを待機させておき、その間に敵を一掃するという攻略法は通用しない。安保ディレクター「彼女をレオンの傍にいさせることで、アシュリーというキャラクターがユーザーの印象に残るようにしたかったんです」「原作で戦闘中に彼女が隠れているという状況は、ゲームとして見れば、ある意味面白くはあったんです。しかし、せっかくアシュリーのようなキャラクターがいるのに、しばらく姿を消してしまうのはもったいないと思いました。リメイク版では、それを避けたかったんです」
  • アシュリーのヘルスバーを廃止。彼女は攻撃を受けすぎるとダウンし、その状態でさらに攻撃を受けるとゲームオーバーになる。そのため、プレイヤーはアシュリーがダウンしたら助け起こさなければならない。
  • 敵がアシュリーを抱え上げて連れ去り、レオンから離れ過ぎてしまった場合もゲームオーバーになる。アシュリーをさらった敵を銃撃したり、ナイフを首に突き刺すなどして始末すれば、アシュリーを助け出せる。
  • アシュリーに狭い隙間を通り抜けてもらい扉を開けさせるなど、より連携に特化した仕掛けが用意されている。このような障害はアシュリーと出会うずっと前から用意されているため、アシュリー救出後に過去のエリアを再び訪れる動機となる。安保ディレクター「アシュリーと一緒にいることでゲームが変化するようにしたかったんです」
  • アシュリーはレオンと一緒の時でも自分で梯子を降りるようになったため、彼女が飛び降りるのを待ち構え、下で受けとめるという無駄な時間を費やす必要はなくなった。例外として、最初の出会いのシーンで一度だけあるが、これは原作に沿った演出。
  • アシュリーは性格面でも変化しており、原作よりも少し真面目になっている。原作から“いかにもゲーム的”だった部分を再設計し、より人間味を持たせた。安保ディレクターは「このような状況下において、現実的にはどのような行動をとるかをかなり考えた。その上で、レオンとのやりとりのリアリティを高めています。それは、彼女がレオンとの旅の中で交わす会話も同様です」

情報元:Game Informer

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