Switch 2版『アサシン クリード シャドウズ』4月のPEGI登場から続く期待、仏小売サイト掲載でついに動きか

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Switch 2版『アサシン クリード シャドウズ』の存在が、また一歩現実に近づきました。フランスの小売業者Auchanのウェブサイトに、ボックスアートとともに本作のSwitch 2版が掲載されたのです。Video Game Chronicleが2025年10月12日に報じています。

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ゲームキーカード形式での提供が濃厚に

Auchanのウェブサイトには、フランス語で「Nintendo Switch 2で『アサシン クリード シャドウズ』を全く新しい方法で体験してください」との説明文が添えられています。

注目すべきは、掲載されたボックスアートです。これが正確であれば、本作はゲームキーカード形式で提供される見込みです。この形式は、先日発売されたSwitch 2版『スター・ウォーズ アウトローズ:ゴールドエディション』と同じものです。

4月から続く発表への期待

当時、PEGIサイトで『アサシン クリード シャドウズ』を検索すると、対応プラットフォームにSwitch 2の名前が表示されていました。PlayStation 5やXbox Series X/S、PCと並んで記載されていたのです。

しかし、公式のPEGIリストページには、Switch 2の表示はありません。Video Game Chronicleによれば、PEGIは未発表のプラットフォーム情報をデータベース上で非表示にする機能を持っている可能性があります。4月に表示されたSwitch 2は、この非表示設定が誤って表に出てしまったものと見られています。

『スター・ウォーズ 無法者たち』の成功が後押し

プレイヤーがSwitch 2版に期待を寄せる理由は、もう一つあります。先月リリースされた『スター・ウォーズ 無法者たち』のSwitch 2版が、予想以上の出来だったからです。

Gamescomでの初期報道では、パフォーマンスに懸念が示されていました。しかし、その後公開された映像は、そうした懸念を払拭するものでした。技術分析メディアDigital FoundryのJohn Linneman氏は、この移植を「ハードウェアにとって信じられないほど印象的」と評価しました。

技術的な裏付けも明らかに

Digital Foundryの詳細な分析によれば、Switch 2版はレイトレーシング技術を維持しながら、携帯モードでも動作します。レイトレーシングによる拡散グローバルイルミネーション(光の反射を計算する技術)やリアルタイム反射が搭載されており、Xbox Series Sと比較しても、一部の反射表現ではSwitch 2の方が優れている場面があります。

解像度はドックモード時で内部720p、DLSS(AI技術による高画質化)使用で1440p出力となります。携帯モード時は内部540p、1080p出力です。パフォーマンスは30fpsでほぼ安定しており、Xbox Series Sで見られるフレームペーシング(フレーム表示のタイミングのズレ)の問題も発生していません。

発売前のメディア向けバージョンでは、フレームレートが21fpsまで低下する場面もありました。しかし、製品版では大幅に改善されています。Digital Foundryは、Switch 2の効率的なレイトレーシングと機械学習アクセラレーション(AI処理の高速化)により、スペック以上の性能を発揮していると指摘しています。

同メディアは本作を「これまでで最も印象的なSwitch 2移植作品」と評価し、「AAA級タイトルの移植における強力な概念実証」と位置づけました。この技術的成功が、『アサシン クリード シャドウズ』のSwitch 2版への期待をさらに高めています。

出典

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