パブリッシャーのTHQ Nordicは、『リトルナイトメア』シリーズのオリジナルクリエイターであるTarsier Studiosが手がける新作、協力型ホラーアドベンチャー『REANIMAL』を2026年2月13日に発売すると発表しました。あわせて、PlayStation 5、Xbox Series、PC（Steam）向け体験版の配信も開始されています。
『リトルナイトメア』開発元の新作ホラー『REANIMAL』2026年2月発売決定
独特の雰囲気とアートスタイルで高い評価を得た『リトルナイトメア』シリーズの開発元として知られるTarsier Studiosが、パブリッシャーTHQ Nordicと共に完全新作『REANIMAL』を2026年2月13日に発売すると正式に発表しました。対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series、Switch 2、そしてPC（Steam, Epic Games Store, GOG）です。
PS5/Xbox/PC向け体験版が本日より配信開始、2種のエディションも発表
今回の発表では、体験版が一部プラットフォームで即日利用可能になる点も明らかになりました。PlayStation 5、Xbox Series、およびPC（Steam）のユーザーは、本日より本作の世界を一足先に体験できます。なお、Switch 2向けの体験版と予約受付は後日開始される予定です。
製品は通常版が5,720～5,750円で発売されるほか、ゲーム本編にシーズンパスと限定マスク（FoxheadおよびMuttonhead）が付属する「Digital Deluxe Edition」が8,470円～8,500円で販売されます。購入予定のプラットフォームや遊び方に応じてエディションを選べます。
兄妹で挑む協力プレイと「共有カメラ」が恐怖を生む
本作は、行方不明になった友人たちを助け、故郷でもある島から脱出しようとする兄妹の物語です。二人は孤児として究極の状況に追い込まれながらも、希望と贖いを求めて進み続ける「希望のあるホラー」が描かれます。友情が時に破滅を招き、お面が身を守る唯一の手段になる――といった危うい人間関係のモチーフも織り込まれています。
舞台となるのは暗闇に包まれた歪んだ島で、プレイヤーはボートと陸路を行き来しながら探索します。メインの道筋は物語の一部にすぎず、旅の途中で立ち寄る不思議なロケーションそれぞれに独自の小さな物語が用意されているのが特徴です。寄り道を重ねることで、この世界の背景や兄妹の過去、島に隠された闇の秘密が少しずつ明らかになっていきます。
Tarsier Studiosならではのビジュアルスタイルも健在で、新たな歪んだクリーチャーや、心に傷を負った子どもたちのキャラクターが多数登場します。子どもたちの過去は、その外見デザインだけでなく、彼らを追い立てるモンスターの造形にも直接反映されており、姿形を見るだけで彼らの物語を想像させるような作りになっています。
ゲームプレイは1人用のシングルプレイはもちろん、ローカルおよびオンラインでの協力プレイに対応しており、1人で兄妹2人を操作するか、フレンドと役割を分担するかを選べます。REANIMALではプレイヤー同士が同じフレームを共有するダイレクトなカメラが採用されており、claustrophobia（閉所恐怖）と緊張感を最大化することを狙った演出によって、二人で行動していても常に不安と緊迫感がつきまとう体験が味わえます。
