任天堂がリンク役とゼルダ役を公式に発表して以来、次なるキャスト情報が待たれていた実写映画『ゼルダの伝説』。現在、撮影現場からのものとされる映像がSNS上で拡散されたことをきっかけに、「人気ドラマ『セヴェランス』などで知られる女優ディチェン・ラックマンが、重要キャラクターのインパ役を務めるのではないか」という憶測がファンの間で語られています。
主役発表に続く、3人目の重要キャストか
2027年5月7日に米国公開が予定されている実写映画『ゼルダの伝説』では、すでにリンク役としてベンジャミン・エヴァン・エインズワース氏、ゼルダ役としてボー・ブラガソン氏の起用が公式発表されています。そうした中で今回、新たなキャスト候補として注目を集めているのが、Instagram上に投稿され拡散している「撮影現場とされる映像」です。
映像には、ゼルダと思われる人物の前で何かを諭すように語りかけ、剣を授けるような仕草を見せる人物の姿が収められています。その立ち振る舞いや立場から、ファンの間では「ハイラル王家に仕えるシーカー族の一員であるインパなのではないか」と推測されています。
原作ゲームにおけるインパは、作品ごとに年齢やビジュアルが異なる形で登場するキャラクターです。そうした設定の幅広さもあって、今回の映像もインパの新たな解釈の一つとして、ファンの想像をかき立てているようです。
ディチェン・ラックマン説が浮上した理由
さらに、この映像に登場する人物が、Apple TV+の人気ドラマ『セヴェランス』で知られるディチェン・ラックマンに非常によく似ている、との指摘が海外掲示板サイトRedditなどで相次いでいます。
ラックマン氏は『セヴェランス』のほか、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』など数々の話題作に出演してきた実力派の俳優であり、そのキャリアからも「インパ役にふさわしいのでは」といった声が上がっています。
監督作品への出演歴が噂を後押し
この噂を後押ししている要素として、ラックマン氏とウェス・ボール監督の関係性も挙げられます。ラックマン氏は、ボール監督が本作の前に手がけた映画『猿の惑星/キングダム』にも出演しており、既に監督作品への出演歴があることから、「その流れで『ゼルダ』にも起用されるのではないか」と見る向きもあります。
こうした背景もあり、ファンの間ではラックマン氏がインパ役を演じる可能性に期待が高まっている状況です。
あくまで噂段階、公式発表を待ちたいところ
もっとも、現時点でインパ役について公式なキャスティング発表は行われておらず、今回の話もあくまで未確認の噂にとどまります。ソースとなっている海外メディアも、情報の扱いには慎重な姿勢を示しており、現段階では「話半分」程度にとどめておくのが妥当といえそうです。
とはいえ、主要キャスト発表に続く新たな情報の候補であることは確かであり、今後の正式なアナウンスに引き続き注目が集まりそうです。




