スクウェア・エニックスがPS4/PC向けに開発を進めているサバイバルアクション『LEFT ALIVE』。TGS2017から続報の途絶えていた本作ですが、欧州ゲームショウ gamescom 2018 にてメディア向けのプレゼンテーションが実施され、もう一歩踏み込んだゲーム内容が明かされたようです。なお、9月に開催される「東京ゲームショウ」でさらなる新情報が公開予定とのこと。2018年予定とされている発売日についても明らかになりそうです。
『LEFT ALIVE』gamescom 2018 メディア向けプレゼンテーションより
序盤の物語の概要
- 国境に面した街に、突如として隣国の軍隊が攻めてきた。隣国の兵士たちは軍人だけではなく民間人も虐殺。なぜ、そんな悲劇が起こっているのか……?というのが物語の謎のひとつに。
- その街に取り残された3人のキャラクターを中心に物語が描かれる。
- 主人公はキービジュアルに描かれている3人で、左の美少年は現役の(まだ未熟な)軍人でヴァンツァーのパイロット。女性は元軍人の警官。過去の出来事から大きなトラウマを抱えており、そのトラウマを物語の中で再び突き付けられる。中央の男性は、元傭兵という過去を持つ脱獄囚。死刑になるはずだったが、なぜか生かされていた。
ゲーム内容について
- ステージ制を採用しており、3人の主人公のうち一人を操作するTPSタイプのアクションと、ヴァンツァーに搭乗して戦うふたつのシチュエーションがある。
- 主人公たちを操作するパートは、銃を撃ちまくるようなシューターではなく、限られた銃弾をどうやりくりするかが攻略に繋がる。一般的なFPS/TPSの感覚でいるとすぐに弾が尽きてしまう。
- 3人の主人公に能力差はなく、誰を操作しても同じ感覚で遊べる。
- ステージ内で拾い集めた材料を組み合わせることで火炎瓶やトラップなどのアイテムをクラフトできる。
- クラフトできるアイテムの中にはソナーのような役割を持つものもあり、敵の配置を確認したうえで、有利なルートを攻めるといった攻略も。なお、アイテムの重量制限あり。
- 鍋島氏「手持ちの材料でアイテムを作り、それを利用してどう攻略していくか、パズル的、またはトラップアクション的な要素があります。マップの構造によっては、ほとんどの敵を避けて進むこともできるし、手持ちの武器や所持アイテムの状況によりシューターのようにも、トラップアクションも楽しめる。自由度、戦略性の高い遊びが、本作で実現したかったことのひとつです」
- 橋本氏「すぐ死ぬようなシューターではなく、詰め将棋的な攻略が楽しめるゲーム性になっています」
- ヴァンツァーに搭乗すると、ヴァンツァー同士の迫力あるバトルが展開。
- ヴァンツァーはこの世界における最大の兵器。主人公たちにとっても脅威であり、生身の状態で敵ヴァンツァーに見つかった場合の生存確率はかなり低い。とはいえ、対抗する手段も用意されている。
- 敵のヴァンツァーを奪うことができれば、歩兵を一網打尽できる爽快感が味わえる。
- 各ステージには、戦場に取り残されてしまった人々を救出することが目的のサブクエストがある。
- サブクエストの会話中には選択肢が登場することがあり、その選択によって主人公たちに対する信用度が変化する。
- リアルタイムに発生するサブクエストも用意されており、プレイヤーの行動自体が“選択”になる場合もある。例えば、敵兵士に銃口を向けられている市民たちがおり、時間の経過と共に次々と射殺されていくような状況に遭遇した場合、迅速に行動してひとりでも多くの市民を助けることもできるし、無視して見殺しにすることもできる。
- 鍋島氏「プレイヤーは、物語においてもゲームプレイにおいても、さまざまな選択を強いられるんです。それに対するプレイヤーなりの答えを出し、行動を起こし、試行錯誤しながら進んでいく、というのが本作の大きなコンセプトのひとつになっています」
- ステージクリア後のリザルト画面では、ステージを最初からやり直すというオプションも用意されている。
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