カプコンが2021年3月26日に発売を予定しているNintendo Switch用ソフト『モンスターハンターライズ』の開発者インタビューが公開されました。
- 『モンスターハンタークロス』の開発を終えた頃から、使用するゲームエンジンの検証や企画構想がスタート。『モンスターハンターダブルクロス』の開発をサポートしながら構想を練っていた。また、並行して開発が進んでいた『モンスターハンター:ワールド』チームとも意見を交わしつつ、本作に入れ込むべき要素の参考にした。
- 翔蟲は、アクションシステムのメイン部分に紐づけて遊べるような要素を入れたいと考えたことが始まり。加えて、単純に移動の気持ち良さ。基本的には見えるところには全て行くことができるため探索や移動も楽しい。
- 翔蟲を活用することで攻略の幅が出るようにしているモンスターもいる。
- 和風の世界観を採用した理由は、まず単純に好きだから。そして、『MHP3』から時間も経っているし改めて和風やアジアンテイストにするのもいい頃合いだろうと考えた。また、同時に動いていた『MHXX』と『MHW』とは違うテイストにしたかった。
- 公開した4体の新モンスター「怨虎竜マガイマガド」「傘鳥アケノシルム」「鎌鼬竜オサイズチ」「河童蛙ヨツミワドウ」は全て妖怪がモチーフ。
- マガイマガドは鎧の亡霊武者や鬼火をイメージしたデザイン。アケノシルムは鶴と唐傘お化けの融合。トサカの形状変化が特徴的で、過去作の鳥竜種でも見られない動きをする。 オサイズチは、三位一体で行動する妖怪のかまいたちがモチーフ。常に3体で動くため子分を先に狙うか否かなど選択が重要になる。ヨツミワドウのメインモチーフは河童と蛙だが、他にも色々な生物の要素をミックスしている。相撲のような動きも見せる。
- 過去シリーズに登場したモンスターたちにも色々なモチーフの妖怪を当て込んでいる。
- ハンターが様々なセリフをしゃべるのは、サウンドチームからの提案をもとに新しい試みとしてチャレンジした。自分のキャラクターに個性を付けたい人はアニメのノリのようなボイスを設定できる。従来の掛け声で遊びたいユーザーのためにもオプションで調整可能。
- オトモガルクはプレイヤーの攻撃行動に連動して一緒に攻撃してくれる。自主的にも攻撃するが、プレイヤーが攻撃すればするほど、オトモガルクも攻めてくれる。
- ガルクは攻撃や移動などのサポートに特化しており、アイルーは回復や罠によるサポートが得意。片方しか連れていけないマルチプレイでは、攻略法に合わせてオトモをチョイスするといい。
- モンスターとハンターのやり取りを重視。それを踏まえてメインエリアの地形は複雑になりすぎないよう設計した。一方、平面にならないようチーム内で“サブエリア”と呼んでいる場所に探索できる要素を配置した。従来であればモンスターがエリア移動するとハンターはただ追いかけていくだけだったが、今回はサブエリアを突っ切ってショートカットすることも可能。ハンター各自が攻略法を見出していくようなゲームサイクルを目指している。
- ハンターがどういった道のりでモンスターに到達するのかという遊びがこれまでとは異なっている。フィールドにはステータスを上昇させる要素が点在しているため、少し遠回りして強化してからモンスターに挑んでもいいし、腕に自信があるなら真っ直ぐ狩りに向かってもいい。
- 「乗り」については改めて紹介する。
- 14種の武器はこれまでと同じだが、各武器に翔蟲のアクションが加わる。
- PVに登場したワード「百竜夜行」について今言えることは、過去にあったものとはまた違う独自の遊びにしようと考え準備しているということ。ストーリーとも関連している。
- フィールド内にいる環境生物を使った色々な遊びができる。触れるだけでステータスがアップする生物やアイテムのように使える生物、フィールド固有の生物などがおり、それらをどう使うかを考えたり、たくさん採取できる場所を発見したりといったことが可能。フィールドを駆け巡ることで、モンスターを狩るだけでなく、RPGでマップを隅々まで探索するような遊びが出来ると考えている。
- まだ本編が完成しない現状は「拡張版」のことは考えていないが、発売後からイベントクエストを配信したり、タイトルアップデートは計画している。長く遊んでもらえる施策は入れ込む予定。
- 他社タイトルのamiiboにも対応しており、色々なアイテムを獲得できる福引に毎日チャレンジできる。また、『モンスターハンターライズ』のamiiboなら特別な重ね着装備が手に入る。
- 何か出来るようなら、映画『モンスターハンター』とのコラボも考えたい。