ゲームクリエイターの小島秀夫監督は、次回作となるアクション・エスピオナージゲーム『PHYSINT』の開発に、今後5〜6年を要する見込みであることを明らかにしました。また、自身の死後に備え、ゲームのアイデアを収めたUSBメモリを用意していることも公表しました。
『PHYSINT』の開発期間と展望
小島監督はフランスの映画誌『Le Film Français』のインタビューで、『PHYSINT』の開発には「あと5〜6年かかる」と述べています。この発言から、同作のリリースは2030年前後になると予想されます。『PHYSINT』は、映画とゲームの融合を目指す作品であり、視覚表現、物語性、テーマの深さ、演出、キャスト、ファッション、サウンドなど、あらゆる面で映画的な体験を提供することを目指しています。
自身の死後に備えた「アイデアのUSB」
小島監督は、パンデミック中に重病を患い、視力の手術を受けるなどの経験を経て、自身の死後について真剣に考えるようになったと語っています。その結果、監督は自身のアイデアを収めたUSBメモリを個人アシスタントに託し、遺言のような形で用意したと述べています。このUSBには、将来的にKojima Productionsが新たな作品を生み出すためのアイデアが含まれており、彼の創造性を後世に残す意図が込められています。
今後の展望
『PHYSINT』の開発には時間がかかるものの、小島監督はその後に映画の監督にも挑戦したい意向を示しています。監督は「映画とゲームの壁を超える」作品を目指しており、そのビジョンが『PHYSINT』にどのように反映されるのか、今後の情報に注目が集まります。
情報元:VGC




