フロム・ソフトウェア開発のアクション・アドベンチャーゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』が、初めて映像化されることが発表されました。新作アニメーションのタイトルは『SEKIRO: NO DEFEAT』で、アニメーション制作をQzil.la株式会社が担当。全編手描きの2Dアニメーションとして表現され、ティザービジュアルと先行場面カットも公開されています。
プロジェクト概要
本プロジェクトは、戦国末期の忍びの戦いを描いた『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の世界を初めてアニメ化するものです。制作を担うのは東京都千代田区に本社を構えるQzil.la株式会社（代表取締役：福留俊）。製作とプロデュースは株式会社KADOKAWAとアーチ株式会社が担当し、共同でプロジェクトを進行しています。
タイトルは日本国内版が『SEKIRO: NO DEFEAT』、海外版は『Sekiro: No Defeat』と発表されており、表記上の差異があります。作品は戦国時代の血なまぐさい世界と日本古来の美が混じり合う独特の雰囲気を、全編手描きアニメならではの迫力ある剣戟描写で描く構想です。
ティザービジュアルと先行場面カット
キャラクターデザインを務める岸田隆宏が描き下ろしたティザービジュアルが公開され、アニメ版『SEKIRO』の世界観を象徴的に示しています。さらに、先行場面カットもあわせて公開され、手描きにこだわったアクション表現やキャラクター描写の一端を確認できます。これらは制作の方向性を示す重要な素材となっています。
メインスタッフと制作陣
監督はデジタル作画の先駆者として知られる沓名健一、脚本は『あさがおと加瀬さん』の佐藤卓哉が担当。キャラクターデザインは『ハイキュー!!』で知られる岸田隆宏。さらに、副監督に福井俊介、総作画監督に茂木海渡、アクション作画監督に向田隆、美術監督に金子雄司、色彩設計に佐々木梓、撮影監督に野澤圭輔、編集に村上義典、音響監督に名倉靖、音楽に蓮沼執太と、多彩なクリエイター陣が参加します。
制作スタジオはQzil.la、プロデュースはARCHが担当し、幅広い分野の人材が集結しています。
キャスト情報
キャストはゲーム版から続投する形で発表されました。主人公・狼を浪川大輔、九郎を佐藤みゆ希、葦名弦一郎を津田健次郎が演じます。ゲーム版と同じ声優陣が参加することで、原作との一貫性が維持されています。
制作者コメント紹介
監督の沓名健一は「圧倒的に美しい『SEKIRO』をアニメ化するにあたり、自身の持てる限りの『美しい』をかき集めて制作に臨んでいる」と語り、「観たら必ず何かを持ち帰れる作品に仕上がっている」と自信を見せています。
Qzil.la代表取締役の福留俊は「美しさと激しさを併せ持つ原作をアニメーションとして表現することは大きな覚悟を必要とする挑戦」としたうえで、「アニメならではの映像美を追求し、原作ファンにも新規視聴者にも心に残る作品を目指す」とコメントしました。
今後の展開と公式情報
放送開始日や配信方式などの詳細は現時点で未発表です。今後の最新情報は公式サイトや公式Xアカウントで発表される予定です。
- 公式サイト（アニメ）：http://sekiro-anime.jp/
- 公式X：@sekiro_nd_anime
- 原作公式サイト：http://sekiro.jp/
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