『エルデンリング』Switch2版レビュー:携帯モードで深刻なフレームレート問題【Gamescom 2025】

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2025年内に発売が予定されているNintendo Switch 2版『エルデンリング(ELDEN RING Tarnished Edition)』について、Gamescom 2025で実際にプレイした報告がIGNNintendo Lifeから公開されました。両メディアとも、携帯モードでのパフォーマンスに深刻な問題があると指摘しています。本記事では、それぞれのレビュー内容を整理し、現状の評価をまとめます。

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携帯モードのフレームレート低下は屋外で顕著

IGNのハンズオンによれば、序盤のチュートリアル内では安定して動作していたものの、屋外に出ると大幅なフレームレート低下が確認されたとのことです。
「Inside the church, the game ran fairly smoothly. But as soon as I exited out into the open area where the grafted scion tutorial boss is, everything started to chug really badly.」(教会内部では比較的スムーズに動作したが、屋外に出て「接ぎ木の貴公子」チュートリアルボスと遭遇すると一気にカクついた)。

Nintendo Lifeの試遊記録でも同様の指摘があり、「as soon as you step outside, the frame rate just drops quite substantially.」(外に出た途端にフレームレートが大きく低下した)と報告されています。

グラフィック評価:Switch2画面では十分美しい

グラフィック自体は高評価を受けています。IGNのレポートでは「The pixel count looked great. It actually looks really detailed and really good on the small Switch 2 screen.」(ピクセル数は良好で、小さなSwitch2の画面上では非常に詳細で美しく見えた)と述べられています。

Nintendo Lifeも「Graphically, the game looks really good.」(グラフィック的にはとても良い)と評価しており、見た目に関しては両メディアが肯定的な見解を示しています。

操作性の課題:ボタン配置の違いに戸惑い

IGNは操作面について、「the button placement on the Switch 2 is slightly different to the PlayStation 5… trying to figure out what button did what on the Switch 2 was very confusing.」(Switch2のボタン配置はPS5とわずかに異なり、どのボタンがどの動作に対応しているのか把握するのに非常に混乱した)と指摘しました。

Nintendo Lifeは操作性よりもプレイフィールに重点を置き、チュートリアル部分では「it was really nice. I was really impressed by how well everything looked.」(とても快適で、見た目の良さに感心した)と述べています。

高負荷シーンでは20fps以下に低下も

携帯モードで特に問題が顕著だったのは広大なフィールド部分です。Nintendo Lifeは「it was like playing Ocarina of Time. It was like 20 frames per second. Sometimes I was like, ‘This has dropped 15 frames per second sometimes.’」(まるで『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を遊んでいるかのようで、20fps程度まで落ちることがあった。時には15fpsにまで低下していると感じた)と強調し、さらに「森林エリアで走り抜けると特に顕著で、最初の敵拠点付近でも不安定だった」と述べています。

IGNも「Spinning the camera from left to right really, really showed how much the Switch 2 was struggling rendering that massive environment.」(カメラを左右に振ると、Switch2が大規模な環境の描画に苦しんでいるのがはっきり分かった)と述べています。

発売前に最適化される可能性は?レビューが示す期待と懸念

現時点では発売日が正式に確定しておらず、Gamescomでの試遊版が最終ビルドではないことは明らかです。Nintendo Lifeは「I’m certain that there are going to be improvements before the game comes out.」(発売までには改善が施されるはずだと確信している)との意見を示しています。

ただし、IGNは現状について「those of you looking forward to a smooth performing Elden Ring on handheld are going to be very disappointed.」(スムーズな動作を期待していた人は強い失望を感じるだろう)と述べており、最適化が最大の課題であることは間違いありません。

まとめ:Switch2版エルデンリングはグラフィック良好だが最適化が最大の課題

Switch2版『エルデンリング』は、グラフィックの美しさや大作RPGを携帯機で遊べる魅力が評価される一方、IGNとNintendo Lifeの両レビューで携帯モードのフレームレート低下が大きな懸念点として挙げられました。特にNintendo Lifeの報告では、森林や敵拠点といった負荷の大きい場面で15fps程度にまで低下したことが明記されており、発売までにどこまで最適化が進むかがプレイヤーの評価を左右する重要なポイントとなりそうです。

出典

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