「続けたい」ではなく「悔いなし」で20年──『龍が如く 極3』は”新作視点で遊べる”大幅再構築に

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龍が如くスタジオの横山昌義氏、阪本寛之氏、堀井亮佑氏がPlayStation.Blogのインタビューに応じました。2026年2月12日発売予定の『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』と、シリーズ20周年について語っています。

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「親にも言えなかった」時代から「誇り」へ

 横山氏は20年の変化を振り返ります。「かつては開発スタッフでも『親には言えてない』とか『彼女には(関わっていることを)内緒にしている』というような話を聞いていた」。シリーズ初期は、関わっていることを公言しづらい空気があったようです。

しかし10年ほど経った頃から状況は変わりました。「『龍が如く』の開発に携わっている」と誇らしく話すスタッフが増え、「それが理由で結婚を相手方のご両親に許されたというようなスタッフもいて、随分と世の中でのプレゼンスが変わったのだなと実感しました」と横山氏は語っています。

「感慨より前を向く」開発陣の姿勢

20周年という節目を迎えても、開発陣の視線は過去より前にあります。横山氏は「感慨深い、ということは実は特段ありません」「個人的にはあまり過去を振り返らない」と率直に語りました。

堀井氏も同様の姿勢を明かしています。「毎回『これで最後になってもいい』という気持ちで、後先考えず全力を出し切ってきたんですが、それがよかったんだろうな、と今振り返ってみると思います」。

今後についてはこう語っています。「『続けたい』という守りの姿勢にはならず『これで最後でも悔いなし』という攻めの気持ちで『龍が如く』に向き合っていきたい」。

「今プレイして面白いもの」への徹底

こうした姿勢は『龍が如く 極3』の方針にも通じるものがあります。横山氏は「常に『今プレイして面白いもの』を考えて制作しています。その為に必要なことはすべてやるというスタンス」と説明しました。

一方で「今後過去作リメイクをするかどうかも現時点では確定しているわけではありません」とも明言。ただ「今プレイして面白いもの」を目指すスタンス自体は、今後も変わらないと思うと語っています。

また阪本氏は、シリーズが安定した発売サイクルでも高品質を維持できる理由として「長年シリーズ開発を続けて会得できたワークフロー」を挙げました。「クオリティを上げながらも無駄な作業はなるべく排除」し、「時間とコスト」に強い意識を持つことで両立しているといいます。

「想像以上に変化」した『極3』の具体

堀井氏は『極3』の変化について語っています。「おそらく皆さんが想像している以上に、この『龍が如く 極3』は原作の『龍が如く3』から、ゲームとしては大きく変化・進化しています」。

堀井氏によると、ストーリーの骨子は変わらないものの、追加シーン、追加キャラクター、追加音声が多数搭載されているといいます。さらに「アサガオライフ」「ツッパリの龍」といった大型サイドコンテンツも追加されました。

 堀井氏は「ゲームデザインやシーケンスの流れ、ゲームサイクル構造も大きく変わっています」と説明。こうした変化を受け、『極3』を「純粋に”RGGスタジオの新作”という視点で遊んでいただける作品」と位置づけています。「原作を遊んだ方でも、新作同様のフレッシュな面白さを感じていただけると思います」。

横山氏も「今後のシリーズの進む方向性が分かるような大きな仕掛けも入っている」と明かしています。具体的な内容は明かされていませんが、過去に『龍が如く3』を遊んだ人にも改めてプレイを勧めています。

未経験者も単体で楽しめる設計

シリーズ未経験者への配慮も語られました。堀井氏は「過去作のストーリーの振り返り機能もありますし、前提知識がなくても入っていけることを意識してデザインしています」と説明しています。

過去作をプレイすると没入感が増すため、発売までに『龍が如く0 誓いの場所』『龍が如く 極』『龍が如く 極2』を遊ぶことを堀井氏は勧めています。

2026年12月まで続く20周年

20周年を”成人”に見立て、さまざまなイベントや特別映像を企画しているという横山氏。2026年12月7日まで「ファンの方々と共にお祝いしていけたら」と語っています。

そして最後にこう語りました。「ここで得た教訓や感情をまた今日から新しい物づくりに反映していければと思います」。

出典

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