『South of Midnight』主演女優「『BioShock 4』に出演したかも。NDA多すぎて分からない」

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South of Midnightの主演Adriyan Raeが、かつて参加した「たぶんBioShock 4」なゲーム収録をインタビューで回想しました。テレキネシスで敵を壁に叩きつける役でしたが、NDAが厳しく作品名は知らされていなかったといいます。

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Adriyan Raeが語る「たぶんBioShock 4」収録体験

South of MidnightでHazelを演じた俳優Adriyan Raeさんは、メディアTheRespawnのインタビューで「South of Midnightは最初のゲームの仕事か」と質問され、「最初はたぶんBioShock 4だったと思うけれど、本当のところは分からない」と答えています。

彼女によると、その仕事ではサンフランシスコのスタジオに何度も通って収録していたといいます。また、「超能力があって、テレキネシスで人をつかみ、壁に投げつける」といったシーンを演じていたといいます。GamesRader+も、この説明は「いかにもBioShockらしい」とコメントしており、シリーズファンが連想しやすい要素がそろっているのは確かです。

一方で、そのゲームはこれまで発売されておらず、Raeさん自身もタイトルを知らされていなかったとのことです。多数のNDAがあり「何の作品なのか確かめようがなかった。そもそもBioShock 4にすら関わっていなかったのかもしれない」と冗談めかして語りつつ、「とても一生懸命取り組んだ」と振り返っています。作品の正体は、本人にとってもいまだ霧の中のままです。

6年ほぼ沈黙のBioShock次回作と証言の位置づけ

新しいBioShock(通称BioShock 4)は、およそ6年前に開発中であることが明かされて以来、何らかの形で制作中とされています。スタジオ体制の変更やレイオフ、新たなリーダーシップへの移行など、開発状況に関するニュースや公式コメントは時折伝えられてきましたが、ゲームの映像や具体的なゲームプレイ、物語の全容はほとんど明かされておらず、いまだ正式なお披露目も行われていません。

今回の証言で語られたテレキネシスによる攻撃や超能力アクションは、過去のBioShockシリーズが描いてきた「特殊能力と銃撃を組み合わせた戦闘」と相性の良い要素です。一方で、似た表現を持つゲームは他にもあり、スタジオ名や映像などの物証もないため、「たぶんBioShock 4らしい」というレベルを超えて断定することはできません。

GamesRader+は、Raeさんが参加したのは後に破棄されたバージョンなのか、そもそもBioShockとは無関係なゲームなのか判断できない、とも述べています。長期開発の大作では、試作段階のシナリオや収録が丸ごと作り直されることも珍しくありません。今回の証言は「どこかの時点でBioShock的な企画が動いていた」手がかりにはなりますが、発売時期や最終的な内容を示す材料ではないと考えられるため、現時点では静かに続報を待つ段階にあると言えます。

現在わかっているBioShock 4の開発状況

BioShock 4は、2K傘下のスタジオCloud Chamberが開発を担当しており、シリーズ経験者を含むチームで制作が続けられています。開発そのものはBioShock Infiniteの後、2010年代半ばから長期にわたって進められてきたと報じられています。その間には、スタジオ体制の変更やレイオフ、リーダー交代など内部的な動きも何度か伝えられています。それでもTake-Twoや2Kの経営陣は、「必ず発売する」「シリーズを次のレベルへ引き上げる」といった趣旨のコメントを出し、プロジェクト継続の姿勢を示しています。

一方で、BioShock 4の発売日は公式に決まっておらず、以前は社内的に2026年末〜2027年初頭と見込まれていたものの、その時期から遅れると報じられています。ゲームの映像や詳細なゲームプレイはまだ公開されていませんが、シリーズおなじみの一人称視点のシューターと強い物語性を受け継ぐ方針が過去のプレスリリースで語られており、Cloud Chamberの求人情報などからは、オープンワールド要素やUnreal Engine 5の採用が示唆されています。

これとは別に、1960年代の南極の架空都市「Borealis」が舞台になる、タイトルが「BioShock Isolation」になる、タワーと「ricochet shotgun」が写ったスクリーンショットが本物ではないか、といった噂も出ています。

ただし、これらは開発スタッフやインフルエンサー発の未確認情報やリークとされるもので、現時点で公式には一切認められていません。

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