海外メディアMP1stは、カプコンが新作『デッドライジング』を開発中であると報じました。舞台はハリウッドの映画撮影所で、初代主人公フランク・ウェストが再登場するとされています。
噂の詳細──ハリウッド舞台、フランク復帰、時間制限復活か
同レポートによると、この新作プロジェクトは「Rec」というコードネームで、少なくとも2023年頃から開発が進められているとのことです。WccftechやPush Squareといった複数の海外ゲームメディアもこの情報を引用し、注目を集めています。
MP1stが伝えている主な内容は以下の通りです。
- 舞台設定:ハリウッドにある巨大な映画撮影所(スタジオロット)。
- 主人公:初代『デッドライジング』のフランク・ウェストが再登場。
- 位置づけ:初代の直接的な続編にあたる可能性。
- ストーリー:「完璧な映画」を撮ろうとする狂気の映画監督がヴィランとして登場。
- ゲーム性:シリーズ恒例の「時間制限」メカニクス、カメラ撮影機能、生存者救出要素。
これらの情報はすべて未確認であり、開発中止や内容変更の可能性もあります。ただし、情報源のMP1stは近年リーク報道で一定の実績を積んでいると評価されており、今回の報道も一定の注目を集めています。
カプコンのIP復活戦略と重なる背景
この噂が注目を集める背景には、カプコンの近年の動きがあります。同社は2024年9月に、初代のリマスター版である『デッドライジング デラックスリマスター(DRDR)』を発売しました。レビュー集積サイトMetacriticでは、各機種とも70〜80点台のスコアを獲得するなど、海外でも一定の評価を得ています。日本国内のレビューでも、現代向けに調整された操作性やグラフィックは概ね好意的に受け止められています。
また、カプコンは『DRDR』発売直後に実施した公式アンケートで、ユーザーに対し「デッドライジングの続編やリメイクを望むか」「他の休眠IP(ディノクライシス等)の復活に関心があるか」を具体的に調査しています。
同社はかねてより休眠IPの復活に前向きな姿勢を示しており、今回の報道はこうした流れを踏まえると注目に値します。とは言え、公式発表があるまでは続報を待つ必要があります。
出典
- MP1st:Report: New Dead Rising Game in Development, Now Set In Hollywood
- VGC:After Dead Rising, Capcom asks players if they want more ‘deluxe remasters’
- IGN Japan:カプコン、休眠IPの再活性化に意欲を見せる
- ファミ通:【VIPインタビュー】カプコン辻本春弘社長「グローバルで戦えるコンテンツとしてゲーム産業を育てていく」創業40周年を迎えたカプコンの歩みとこれからの展望を訊く
- 電ファミニコゲーマー:マネキン、宝石、魚──。『デッドライジング』の個性豊かすぎる武器は殺傷能力より「何を使ってゾンビと遊ぶと楽しいか」で考えられていた。DLCの「熱斗くん衣装」など、リマスター版で気になることを開発陣に聞いてみた




