『ペルソナ3/4/5』のディレクターを務めた橋野桂氏が、『ペルソナ5』の後はシリーズに「あまり関わっていない」と明かしました。ただし「クリエイティブ面では完全に離れていない、安心して」とも語っています。
橋野桂「後輩たちが手綱を握っている」──P5の後は”サイドライン”に
橋野氏はGame Informerのインタビューで、現在のP-Studioの体制について語りました。「今は後輩たち──私の後に続いてきたメンバーが手綱を握り、P-Studioでタイトルを制作しています」。
続けて自身の立ち位置についても明かしています。「私は一歩引いた立場で、彼らの様子を見守っています。その意味で、P5の後はペルソナシリーズにあまり関わっていません」
橋野氏は『ペルソナ3』『ペルソナ4』『ペルソナ5』、そして『キャサリン』のディレクターを務めてきた人物です。その後、アトラス内にStudio Zeroを設立し、高い評価を得た『メタファー:リファンタジオ』を手がけました。Studio Zero設立後、P-Studioの開発は後輩世代が主導する体制へ移行しています。
「クリエイティブ面では離れていない、安心して」
ただし、橋野氏とペルソナチームの距離が完全に離れたわけではありません。「アトラス社内では、真・女神転生チーム、ペルソナチーム、そしてメタファーを手がける私たちが同じフロアで働いています。物理的に隔てるものは何もありません」と、物理的な近さを明かしました。
そして橋野氏は次のように語っています。「直接ではないにせよ、社内の他のスタジオが何をしているか見られるのは刺激になります。クリエイティブ面では完全に離れているわけではないので、そこは安心してください」。今後の展開については「現時点では話せない」としながらも、スタジオ間の交流があることを強調しました。



