業界インサイダーのJeff Grubb氏が、ソニーとポリフォニー・デジタルがNintendo Switch 2のハードウェア上で『グランツーリスモ7』を動作させていたと伝えています。Switch 2での発売については予定されていないとの見解をGrubb氏自身があわせて示しており、社内の技術テストだったとGrubb氏は認識を示しています。テストの目的についてソニーからの公式説明はありませんが、同社が携帯型ゲーム機を開発中との噂が複数報じられており、その関連を指摘する声もあります。
Grubb氏がポッドキャストで動作テストの情報を共有
Jeff Grubb氏は2026年2月20日配信の自身のポッドキャスト「Game Mess Decides」第434回(27分17秒頃)で、この情報を伝えています。Grubb氏は「PlayStationがSwitch 2のハードウェア上でグランツーリスモ7を動作させていたと聞いている」と述べました。
ただし、この情報がSwitch 2への発売を意味するものではないとGrubb氏は明確にしています。「はっきり言っておくと、Switch 2に出るとは言っていない。出ないと思う」とした上で、「ポリフォニーとソニーが開発キットで試していたということだ」と説明しています。
ベンチマーク目的との見方——PS4でもPS5でも動く柔軟な設計
Switch 2上での動作テストについて、ポッドキャストの共同ホストであるMike Minotti氏はベンチマーク目的である可能性を指摘しています。Minotti氏は「自社の将来の携帯機が目指すべき水準を知りたければ、最もスケーラブルなエンジンを競合の新スペックで動かすだろう」と述べました。
Grubb氏もこれに同意し、「社内の技術テストだ。そのスケールのハードウェアが自社の技術をどう処理するか知りたいのだろう。GT7はすでにPS4からPS5まで非常にスケーラブルだから」と応じています。『グランツーリスモ7』は2022年3月にPS4とPS5の縦マルチタイトルとして発売されており、性能の大きく異なる2機種で動作するよう設計されたエンジンが、今回のテスト素材に適していたとみられています。
携帯機開発の噂との関連——独占タイトルのテスト移植は前例あり
ソニーが携帯型ゲーム機を開発中との噂は複数のメディアで報じられています。Metro UKは、Switch 2での『グランツーリスモ7』テストがソニーの携帯機開発に向けた研究である可能性を伝えています。ソニーは携帯機の計画を示唆してきたものの、2026年2月26日時点でハードウェアの公式発表には至っていません。
目的はともあれ、独占タイトルを他社ハードウェア上で動作させること自体には前例があります。2020年に明らかになった事例では、Epic GamesがUnreal Engine 3のテスト目的でXbox 360独占タイトル『Gears of War 3』のPS3ビルドを制作していました。Epic Gamesはこのビルドについて製品化の意図はなかったと説明しています。
出典
- Game Mess Decides #434(YouTube):SONY CLOSES BLUEPOINT GAMES | Game Mess Decides 434(27分17秒頃)
- Wccftech:Gran Turismo 7 May Never Launch On Nintendo Switch 2, But Polyphony Reportedly Had It Run On The System As An Internal Tech Test
- Metro UK:Sony has Gran Turismo 7 running on Switch 2 claims insider – but why?
- GoNintendo:RUMOR: Sony has Gran Turismo 7 up-and-running on Switch 2




