『FFIX』25周年キービジュアルの構図は“初代『FF』タイトル画面オマージュ”の開発初期コンセプトアートに由来――板鼻利幸氏

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『ファイナルファンタジーIX』(以下FF9)のキャラクターデザインを担当した板鼻利幸氏が、25周年記念キービジュアルの制作秘話をファミ通のインタビューで明かしました。1枚目の構図は、開発初期にアートディレクターの皆葉英夫氏が描いたコンセプトアートと同様のもので、そのコンセプトアート自体が初代『ファイナルファンタジー』のタイトル画面をオマージュした鉛筆画だったとのことです。1枚目の構図は、シリーズ初期のコンセプトアートに由来する形です。

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初代『FF』から受け継がれた構図

1枚目のキービジュアル<畢竟>には、イーファの樹や青と赤い月、最終決戦に臨む8人といった『FF9』の象徴的な要素がまとめられています。板鼻氏によると、この構図は開発初期にアートディレクターの皆葉英夫氏が描いたコンセプトアートと同様のものを採用したといいます。

皆葉氏のコンセプトアートは、ジタンもイーファの樹もまだ生まれていない開発初期に描かれたものです。初代『ファイナルファンタジー』のタイトル画面をオマージュした鉛筆画だったと板鼻氏は語りました。

畢竟

クジャの心情を描いた2枚目

2枚目のキービジュアル<寂寥>は、イーファの樹の中で銀竜と物思うクジャを描いたものです。板鼻氏は「同じ出自でありながらジタンとは違う道を歩んだ彼の心情を思いながら描きました」と、キャラクターへの思いを込めた制作過程を明かしています。

寂寥

3種それぞれの位置づけ

キービジュアル全体の構成について、板鼻氏は次のように説明しました。「キービジュアルに関しては1、2枚目はイーファの樹の外と内側をセットとして描き起こしていて、3枚目は今回の『FF9』25周年用にモデルから起こされたビジュアルになります」(※3枚目の名称は<有道>)。1枚目と2枚目が対になる構成であることが分かります。

有道

後ろ姿に託した思い

キービジュアルではキャラクターの顔を正面から描かず、後ろ姿や風景を切り取る構図が採用されました。この方向性について板鼻氏は、プレイヤーそれぞれが思い描く思い出があることに触れ、「彼らがどのような表情をしているのかはプレイヤーの皆さんに託したいという思いがありました」と語っています。

出典

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