『The Last of Us』『Uncharted 4』のゲームディレクターを務めたBruce Straley氏が、ICOは自身が初めて泣いたゲームだったと語っています。ICOをプレイしたことで、ゲームというメディアが届けられる体験への考え方が根本から変わったとのこと。Straley氏は2017年にNaughty Dogを退社したのち、自身のスタジオWildflower Interactiveを立ち上げました。現在は新作『Coven of the Chicken Foot』を開発中です。
『ICO』がもたらした転機
GamesRadar+の取材に対し、Straley氏はICOとの出会いを振り返っています。
「ICOは自分を初めて泣かせたゲームでした。それ以前は、ゲームは自分にとって単なるゲームでした。しかしICOをプレイした後、このメディアがどのような体験を届けられるのかという私の哲学は完全に変わりました」 ——GamesRadar+より
ICOは2001年にPlayStation 2向けに発売されたアクションアドベンチャーゲームです。上田文人氏がディレクターを務めた作品で、角の生えた少年と言葉の通じない少女ヨルダが手を取り合い、城からの脱出を目指す物語が描かれました。
新作に息づくUeda作品の影響
Straley氏は、上田文人作品が新作『Coven of the Chicken Foot』に影響を与えていると明かしています。GamesRadar+に対し「上田さんの作品は間違いなく私たちのゲームに影響を与えています」と語りました。
Straley氏によれば、現在アートディレクターを務めるWouter Gort氏とは、採用面接の前から上田作品への思いで意気投合していたそうです。ICOに登場する角の生えた少年とヨルダの関係性、『ワンダと巨像』に登場する馬アグロと主人公の絆。こうした関係性の描き方を自分たちの作品でも表現したいと、話し合っていたといいます。
上田氏の作品について、Straley氏はこう評しています。「上田さんには雰囲気を生み出す才能があり、プレイヤーとキャラクター間の絆づくりにおいて私たちがインスピレーションを受けた基準を打ち立てています」
『もののけ姫』や『The Last of Us』も参照
『Coven of the Chicken Foot』の関係性づくりにあたって、チームは上田作品以外からも着想を得ています。『もののけ姫』に登場するヤックルとアシタカの絆、『The Last of Us』のエリーとジョエルの関係性も参照したと、Straley氏は明かしました。
本作は「セミオープンワールドの探索パズルゲーム」と位置づけられています。プレイヤーは鶏の足を持つ魔女のおばあちゃんGertieを操作し、奇妙なクリーチャーとの絆を育みながら冒険を進めていきます。
※本記事はGamesRadar+の報道をもとに、関連情報を加えて再構成しています



