株式会社バンダイナムコホールディングスは、2025年11月6日に公開した資料「統合報告書2025 / ファクトブック 2025」の中で、アクションRPG『DARK SOULS (ダークソウル)』シリーズの海外累計出荷本数が、2025年3月末時点で3971万本に達したことを記載しました。この数値には、フロム・ソフトウェアが販売する国内分は含まれていません。
5年で過去の記録を1200万本以上更新
過去の記録との比較からは、シリーズの継続的な販売の勢いが確認できます。2020年5月には、開発元のフロム・ソフトウェアが全世界累計で2700万本突破を発表していましたが、今回報告された海外出荷分(3971万本)だけで、その5年前の世界累計を1200万本以上、上回りました。
シリーズ最終作とされる『DARK SOULS III』が2016年に発売されてから9年が経過していますが、新作がない期間においても販売数を伸ばしていることがデータから示されています。
海外販売のみで『テイルズ オブ』の全世界累計を超える規模
今回の記録は、同社が展開する他の主要IPと比較しても、その規模の大きさが分かります。同資料によると、『ダークソウル』の海外出荷本数(3971万本)は、『テイルズ オブ』シリーズの全世界累計出荷本数(3121万本)を超えています。

なお、『ダークソウル』シリーズは、国内ではフロム・ソフトウェアが、海外では主にバンダイナムコエンターテインメントが販売を担当する体制が取られています。
成長を後押しした『エルデンリング』の存在
海外での販売が伸び続けている背景には、同じくフロム・ソフトウェアが開発し、2022年に世界的な大ヒットを記録した『ELDEN RING (エルデンリング)』の存在が大きいと見られています。『エルデンリング』の成功が、その原点ともいえる『ダークソウル』シリーズへの新たなファンの流入を後押しした可能性があります。
『DARK SOULS』シリーズについて
『DARK SOULS』シリーズは、株式会社フロム・ソフトウェアが開発を手掛けるアクションRPGです。緊張感のあるダンジョン探索、一瞬の油断が死に直結する手強い敵との戦闘、そしてそれを乗り越えた時の圧倒的な達成感が国内外で高く評価されています。その独特なゲームデザインは「ソウルライク」という一つのジャンルを確立し、数多くの後発タイトルに影響を与えた、ゲーム史に残る金字塔として知られています。




