『ファイナルファンタジーVII リバース』の楽曲はなぜこれほど多いのか。SQUARE ENIX MUSIC Channelが公開したサウンドトラックPlus発売記念の開発者対談で、その設計上の理由が語られている。カットシーンに曲をつけるだけではなく、その後のゲームプレイやボス戦のフェーズごとに専用曲を用意する——そういう方針が『リメイク』の設計段階からすでに決まっていたという。
カットシーンの「その先」にも専用曲を置く方針だった
対談では、従来はカットシーンの長さに合わせて曲を作るのが一般的だった一方で、『リメイク』から続く今回のシリーズでは、カットシーンだけでなく、その後のゲームプレイにも音楽を細かく割り当てる方針が取られたと説明されている。ボス戦についても、フェーズごとに別の曲を用意する考え方が早い段階から共有されていたという。
要するに、1曲で戦闘全体をカバーするのではなく、展開の変化に合わせて音楽も切り替える設計だったということだ。たとえばボス戦が3フェーズ構成なら、それぞれに対応する3曲を用意する、という考え方で組まれていたようだ。
『リメイク』時点で管理表は約600曲規模、『リバース』はそれをさらに上回った
こうした設計を積み重ねた結果、『リメイク』の時点で管理用のExcelファイル1本に約600曲が並ぶほどの規模になっていたという。さらに『リバース』では、その数を上回ることになった。
背景にあったのが、オープンワールド化による構成の変化だ。クエストを含むさまざまな要素が同時進行するようになり、それらを音楽面で実装していく作業は非常に難しかったと説明されている。
サントラPlusでは探索曲やキャラクター曲を優先
サントラPlusの収録曲を選ぶにあたっては、探索中に流れる曲や印象的なキャラクターの曲が優先された。最終判断は鳥山求氏(Co-Director)が行ったと対談内で述べられている。
具体例として挙がったのがニブルヘイムだ。ニブルヘイム回想パートの楽曲だけでCD3枚分に相当するほどの量があったとのことで、1枚目のサントラには収まりきらなかったという。また、ワールドレポート通信塔をすべて解放するとその地域の音楽が変わる仕組みがあり、サントラPlusには解放前のバージョンも収録されている。
公式ポータルによると、『FINAL FANTASY VII REBIRTH Original Soundtrack Plus』には、既発売の『Special edit version』『Original Soundtrack』『GOLD SAUCER & MINIGAME DISC』に未収録だったゲーム内BGMをCD5枚に収録。2026年4月1日に発売されており、価格は5,500円(税込)だ。
※本記事はSQUARE ENIX MUSIC Channelの開発者対談の内容をもとに、発言の趣旨を整理して再構成しています
出典
- SQUARE ENIX MUSIC Channel(YouTube):FINAL FANTASY VII REBIRTH Original Soundtrack Plus Special Interview
- FINAL FANTASY PORTAL SITE:『FINAL FANTASY VII REBIRTH Original Soundtrack Plus』2026年4月1日(水)発売決定!
- Final Fantasy Wiki:Final Fantasy VII Rebirth Original Soundtrack




