ノベルゲーム『グリザイア』シリーズの3作品『グリザイアの果実』『グリザイアの迷宮』『グリザイアの楽園』をひとつにまとめた『グリザイアの果実・迷宮・楽園 フルパッケージ』がNintendo Switchでリリース予定であることが判明しました。
※追加情報:発売時期は2019年秋。価格はパッケージ版が7,200円+税、ダウンロード版が6,800円(税込)です。
Nintendo Switch版の特徴
『グリザイアの果実』シリーズを1パッケージに収録
Nintendo Switch版には『グリザイアの果実』、『グリザイアの迷宮』の“アフターストーリー”、“カプリスの繭”、“ショートショートシナリオ”、『グリザイアの楽園』の“ブランエールの種”、“プロローグ”の他、サイドエピソードの“グリザイアの有閑”、“グリザイアの残光”、“グリザイアの旋律”が収録されています。
『グリザイアの果実』シリーズのメインストーリーを1パッケージで楽しめます。
テキストは日本語と英語の2言語対応
テキストは日本語と英語の2言語に対応しています(ボイスは日本語のみ)。ゲーム本編はもちろん、環境設定やデジタルマニュアルなども対応しており、ゲーム中いつでも表示言語の切り替えが可能です。
タッチスクリーン操作フル対応し、片手プレイも可能
Joy-Conを本体にセットした携帯モードでのプレイはもちろん、タッチスクリーン操作にフル対応しているためJoy-Conを外した本体のみの状態でもプレイできます。
また、テーブルモード、TVモード時には、右側のJoy-Con1つですべての操作を行うこともできるため、片手でのプレイも可能です。
舞台“私立美浜学園”
首都圏から車で2時間ほどの郊外に建つ、非常に立派な設備を有するとてもキレイな学園。しかし、その周囲は高い塀に囲まれており、周辺でも特別視されています。
在籍している学生は、たった5人の少女とそこへ転入してきた風見雄二の6人のみ。どんな目的で設立されたのか、謎の多い学園です。
全寮制で、寮内にはそれぞれの部屋の他、コミュニティースペース、自動販売機やマンガ本も用意されたランドリー、大浴場などの設備が整っています。
収録ストーリー
『グリザイアの果実』
謎多き主人公・風見雄二とそれぞれに事情を抱えたヒロイン5人の出会いと交流が描かれます。
プロローグ──その学園は、少女たちの果樹園だった。
外敵から隔離された学園にやってきたのは、生きる目的をなくした1人の少年。守るべき物を見失い、後悔と贖罪のみに費やされる人生の中で、その少年に残されたのは首につながれた太い鎖と、野良犬にも劣る安い命。そして少年は、その学園で少女たちと出会い、新たな希望を見つけ出す。
──その少女は、生まれてきたことがすでに間違いだった。逆らった罪──。──生きながらの死。誰も守ってなんかくれない──。──そして生き残った罰。
そこは、少女たちの果樹園。彼女たちは、後悔の樹に実った懺悔の果実。そんな少女たちに、俺に一体何ができる……? それは、1人の少年が夢見た永遠の希望──。
『グリザイアの迷宮』
プロローグ──これでよかったのだろうか?
それは1分1秒とてゆるがせにできない日々に生きてきた少年の中で、なんども繰り返された疑問。あたかも罪悪であるかのように感じる穏やかな日々の中で出会った少女たちは、かつての自分を見るようで少年の心を苛んだ。
──その少女が見つけた、生まれてきたことの意味。偽る必要のない本当の自分──。──必死に生きるとはどういうことか。守られる側から守る側へ──。──生きていてよかった、本当によかった。
少年の干渉を切っ掛けに、少女たちの灰色の果樹園は再び色づき始めた。永遠を手に入れてやることはできない。だが、つかんだその手を放さずにいることぐらいはできるだろう。
それは、1人の少年が胸に秘めた1つの決意──。
アフターストーリー
『グリザイアの果実』で結ばれた雄二とヒロイン5人それぞれとのその後を描いた5本の後日談。ラブラブな恋人模様はもちろん、ヒロインの成長を感じたり、シリーズ最大の謎にかかわる伏線も描かれます。
カプリスの繭(雄二過去編)
雄二が転入生として美浜学園へ訪れるまでが明らかになります。家族の死、テロリスト養成所での訓練など凄絶な過去が描かれ、そのクライマックスは完結編『グリザイアの楽園』の“ブランエールの種”へ続いていきます。
ショートショートシナリオ
コミカルでとってもゆる~いショートストーリーを多数収録。キュートなヒロインたちを楽しめます。
『グリザイアの楽園』
プロローグ──ずっと変わらないと思っていた学園生活。
皆と同じ方角を向き、同じ足並みで歩んでいると、いつしか感じ始める錯覚。このまま皆と同じ道を行けば、同じ場所にたどり着けると信じてしまう。
そしてふと気付いてしまう。人の数だけ歩んできた道があるように、人生に同じ道などないのだということに。
──麻子、俺、もう5人救ったぜ? だから、もういいよな……? 俺、もう死んでも……いいんだよな……? わかってる、たとえ誰かを救っても、俺の過去はなかったことにはならない。それでも、笑って死ぬって、こういうことなんだろう?
もう会えないかも知れない。それでもずっと、思い出は胸にある。だがこの世の中、そんな言葉だけで満足するほどかわいらしい女ばかりではない。
それは、1人の少年が実感した、たった1つの真実──。
ブランエールの種
『グリザイアの迷宮』の雄二過去編“カプリスの繭”に続く物語です。“カプリスの繭”のラストで雄二の前に現れたテロリスト“ヒース・オスロ”。彼が政府機関にもちかけた“取引”により、雄二の身柄は拘束されてしまいます。
それを知った5人のヒロインたちは、雄二を救うべく国家規模の陰謀に立ち向かっていき──。
プロローグ
『グリザイアの果実』の前日譚。雄二が転入生として訪れる以前の美浜学園が描かれます。
学園の設立当初から在学している“榊由美子”。そこへ2人目の生徒“周防天音”が入学してきます。1人、また1人と生徒が増えていく中で、ヒロインたちは何を感じ成長していくのか……。
サイドエピソード
グリザイアの有閑
『グリザイアの果実』の後日談。美浜学園のヒロインたちの1日を描いたドタバタ劇となっています。
松嶋みちるが中心となり、意識の高い活動をしようと、小嶺幸たちの協力のもと、新たな部活動を開発しようとすることに。雄二不在の美浜学園に巻き起こる大騒ぎとは……?
グリザイアの残光
天涯孤独となり、国際テロリストに利用されていた幼いころの雄二が、国の機関であるCIRS(サーズ)に所属するエージェント・日下部麻子に助け出され、彼女に育てられていた時期の物語です。
『グリザイアの迷宮」の雄二過去編“カプリスの繭”の空白をつなぐミッシングリンク。秘められた麻子と雄二の逸話が明かされます。
グリザイアの旋律
雄二が先代である日麻子からナンバー9029を正式に引き継いで間もないころ、国内および海外を飛び回りながら、数々の任務をこなしていた時代の物語です。本編には登場しない“マリオン”と“イザベラ”も活躍します。