『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』2021年へ延期。イナズマイレブンの集大成的な自由度の高い作品を目指し再始動 ─ マネージャーが主人公のゲーム完全オリジナルストーリーを描く

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レベルファイブの日野晃博社長は本日、開発が難航しているシリーズ最新作『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』に関して、その現状を明らかにしたうえ、今後の方針について詳細を綴りました。

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英雄たちのグレートロード現状と今後について

  • ゲーム開発上の問題によって制作が難航し、スケジュールに大幅な遅延が発生。ネット上では批判的な声の広がっており、その影響からスタッフのモチベーションも低下し難しい状況に陥っている。
  • いったん開発中止しかないとまで考えたが、真摯に応援してくれるファンもおり、なんとか開発の再開を試みる決断をした。
  • 開発再開において、妖怪シリーズの開発で作り上げたエンジンと開発システムを進化させ、『イナズマイレブン』を高いクオリティで完成させられるのではないかという発想に至り、この方向性で行くのであれば、思い切って今までは出来なかったことをやれないかと考えた。
  • クロスメディアプロジェクトとは本来、他メディアとのシナジー効果を最大限に発揮するために、リリースするタイミングが重要であるが、今回はアニメの放送スケジュールに縛られることなく、じっくりと作品を作り上げることに専念してみたい。
  • 時間はさらにいただくことになるが、イナズマイレブンの集大成的な自由度の高い作品を目指す。
ストーリー

歴史の中には様々な英雄がいる。
勝利を勝ち取り、何かを成し遂げた英雄。
志半ばに身を滅ぼすも、その信念が人の心を動かした英雄。
英雄とは、決して勝利した者に与えられる称号ではない。
英雄とは、その存在を求めた者たちによって創りあげられる『光の彫像』である。
そしてここに、誰かを支えることによって、光を放つ『風変わりの英雄』がいた。
ここに語ろう…彼ら『英雄たち』の躍進の物語、英雄たちのグレートロードを…。

◇         ◇         ◇

『僕はサッカーが好きだ』堂々とそう言えたらどんなに幸せだろう。
いつも、この河川敷でサッカーをしている人たちを見て、僕は思う。
――笹波雲明(ささなみうんめい)
河川敷でサッカーしている人たちの、ロストボールが『僕』の前に転がってきた。
ボールを取りに来た人に、投げ返しながら尋ねる。
「君、たしか同じ中学だよね?なんで小学生とサッカーしてるの?」
「あーうちの学校さ、サッカー部員が足りなくて」
「それでも、サッカー部つづけてんの?」
「ああ!でも、絶対に部員増やしてやるんだ。なんてたって、俺の目標はフットボールフロンティア優勝だからな!」
「えっ…」
フットボールフロンティアと言えば、サッカー日本一を決める大会だ。
この人は、試合さえできない、人数も足りていないサッカー部にいながら、その百歩くらい先に目標をおいている。
なんて人なんだ…。
「そんなのさ、無理でしょ」思わず口に出てしまう。
「無理…そうかあ?うーん、俺はそうは思わないけどな。無理なのは、この俺から、サッカーで日本一を目指すことをあきらめさせる方だな!」
そう言って、満面の笑みを返す彼の言葉は、謎の説得力に満ちていた。
なんだよ…この人…馬鹿なの…。
さわやかすぎる笑顔が、サッカーに特別な思いを持つ、僕の神経を逆なでる。
彼の名は円堂守、雷門中サッカー部キャプテンだった。

僕はこの日、サッカー部に入ることを決めた。
…マネージャーとして。

ただなんとなく、そうしたいと思っただけだった。
あの時は、なんの目標も見えない、ちっぽけな僕だったから。

  • ゲーム版の新たな主人公は「笹波雲明」。マネージャー。サッカーは大好きだが、あるトラウマからサッカーができない彼は、才能を持ったサッカープレイヤーたちを支える役割になろうと考える。
  • これまでは日野社長が書いたストーリーをアニメで表現し、それをゲームでなぞるのが定石だったが、今回は開発の難航を逆手にとり、新しい方式にチャレンジする。ひとつのストーリーを見せるのではなく、プレイヤーごとに分岐する、それぞれの“キャラクターごと”の物語を書いて表現する。ストーリーはゲームだけの完全オリジナルになる。
  • タイムスリップなどをせずに、 円堂、天馬、明日人の3主人公の共闘(正確に言うと違うかもしれないが、一言で表すならばこれ)を描く。3人を同じ時間軸上に存在させるため、仲間になるか敵になるかはプレイヤー次第という仕組みにする。
  • ボリューム感よりも、“掘り下げの厚み”に注力。「最初のフットボールフロンティア」に登場するキャラクターとシチュエーションを丁寧に描く方向に。あくまでもプレイヤー次第だが、やり方によってはキャラクターたちの深い部分を知ることができる。
  • 一本の長いメインストーリーを構築することにこだわらず、自由度を重視する。
  • システムは、指で軌跡を描くパート1のシステムをもう一度表現できないか検証しつつ、内容的には新たな気持で取り組める「完全新作」のつもりで開発を進める。
開発ブログ 5つ星修練場
ゲームの開発状況をお伝えする開発ブログです