Rockstar Gamesが開発したオープンワールドゲーム『Red Dead Redemption 2』の全世界での累計販売本数が7900万本を突破し、歴代4番目に売れたビデオゲームとなったことが分かりました。これはパブリッシャーのTake-Two Interactiveが、2025年11月6日(米国時間)に行った投資家向けカンファレンスコールで公式に発表したものです。
『RDR2』が7900万本突破、歴代ゲーム販売4位の快挙
今回の発表は、パブリッシャーであるTake-Two Interactiveが2025年11月6日(米国時間)に実施した投資家向けのカンファレンスコールで明らかにされたものです。これにより、『Red Dead Redemption 2』単体での販売本数が7900万本を超えたことが確定しました。また、前作を含む「Red Dead」シリーズ全体の累計販売本数が1億600万本に達したことも同時に報告されています。
歴代TOP10ランキングが変動、『マリオカート8』超え
この記録により、『Red Dead Redemption 2』は、海外メディアIGNの報道によると歴代ビデオゲーム販売本数ランキングで第4位となりました。これまで上位にランクインしていた任天堂の『マリオカート8』(推定7802万本)の販売記録を上回った形です。3位である『Wii Sports』の記録(8290万本)との差は約390万本となっており、歴史的なTOP3入りも視野に入っています。
歴代ビデオゲーム販売本数ランキング(推定含む)
海外メディアIGNの報道などを基にした、歴代の販売本数リストは以下の通りです。『Red Dead Redemption 2』が数々の名作と肩を並べる、驚異的な記録であることが分かります。
- Minecraft (3億5000万本)
- Grand Theft Auto V (2億2000万本)
- Wii Sports (8290万本)
- Red Dead Redemption 2 (7900万本) ※今回更新
- マリオカート8 / デラックス (推定7802万本)
- PUBG: Battlegrounds (7500万本)
- The Oregon Trail (6500万本)
- Terraria (6400万本)
- The Witcher 3: Wild Hunt (6000万本)
- スーパーマリオブラザーズ (5800万本)
※本ランキングは各社公式発表やメディア報道に基づく推定値を含みます。
続編『RDR3』への期待も、元開発者や関係者が言及
この歴史的な成功を受け、ファンの間では続編となる『Red Dead Redemption 3』への期待が改めて高まっています。Rockstar Gamesの共同設立者であり、本作のリードライターを務めたダン・ハウザー氏は、すでに同社を退社していますが、続編について「おそらく起こるだろう(will probably happen)」と海外メディアのインタビューで言及。IPを所有していないとしつつも、シリーズが続いていく可能性を示唆しました。
また、本作で主人公アーサー・モーガン役を演じた俳優のロジャー・クラーク氏も、2023年の時点で「いつか『Red Dead Redemption 3』が見られると確信している」と発言しています。一方で、「アーサーの物語は語り尽くされたと感じる」とも述べており、もし続編が制作されるとしても、アーサーが再び主人公となる可能性は低いという見解を示しています。
現行機版なしでの達成、ドル売上では米国過去7年で1位
この記録は、PlayStation 5やXbox Series X|Sといった現行世代機向けの専用バージョンがリリースされていない中で達成されたことも特筆されます。2018年10月の発売から7年以上が経過したタイトルが、このマイルストーンに到達しました。
さらに、販売本数だけでなく、収益面でも大きな記録を打ち立てています。Take-Twoの報告によると、『Red Dead Redemption 2』は米国市場において、過去7年間で「ドル売上(dollar sales)」が最も高かったタイトルであるとのことです。これは単純な本数ではなく、実際の売上金額でトップであることを意味しており、本作がいかに大きな商業的成功を収めているかを証明しています。




