『龍が如く 極3』メタスコア75「概ね好評」、それでも最高95点から最低40点まで開いた海外38媒体レビューの内訳

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セガ/RGGスタジオの『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』のレビューが2026年2月9日に解禁されました。Metacriticによる分類は「Generally Favorable(概ね好評)」で、メタスコアは75。38件のクリティックレビューのうち、好評29件(76%)、賛否混在8件(21%)、否定的1件(3%)。ただしスコアの幅は最高95点から最低40点まで開いています。過去の「極」シリーズでは『龍が如く 極』が80、『龍が如く 極2』が85を獲得しており、『極3』は「極」シリーズのリメイクとして最も低い数字です。

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戦闘システム刷新への評価

海外レビューで多くの媒体が取り上げた論点が、バトルシステムの刷新です。最高スコアとなる95点のレビュー(Areajugones)は、かつて鈍重だった戦闘が一線級のゲームプレイに生まれ変わったと述べています。70点を付けたIGNも戦闘の変貌を認め、「ストリートファイトの苦行からダイナミックな喜びへと変わった」との表現でこの点を伝えました。このほか85点のGamersRDや80点のLevelUp、70点のTechRadar Gamingも、改善された戦闘やプログレッションを好意的に取り上げています。一方、VGCは戦闘に対して否定的な評価を示し、敵の行動パターンが単調でダメージを受けるだけの存在になっていると指摘しています。

孤児院コンテンツの充実にも複数媒体が触れており、IGNは桐生と子どもたちの新たな交流要素が物語への没入感を深めたと伝えています。

ストーリー改変・キャスト変更への批判集中

一方、最も多くの媒体が問題視したのはストーリーの改変とキャスト変更です。80点を付けたPush Squareは本作を総合的に高く評価しつつも、次のように指摘しました。

「物語とキャストへの疑問の残る変更は、多くの人にとって体験に汚点を残すことになるだろう。(中略)Kiwami 3はおそらくRGGスタジオのリメイクとして最高傑作であり、ゲームプレイに関してはシリーズ屈指の作品だと考えている」 ——Push Square(80点)より

ゲームプレイの出来を認めつつ、物語面の改変を「不要なミス」と表現しています。60点のGameSpotはより厳しい評価を示しました。

「両パートのエンディングを迎えたあと、龍が如くシリーズは現在、袋小路に立っていると感じた。不要なストーリー変更、疑問が残る問題含みのキャスティング、ビジュアルの均質化、そして不均一なコンテンツ変更が最新のリメイクに影を落としている」 ——GameSpot(60点)より

55点のCheckpoint Gamingもリメイクによる改変を「時系列の後退」と呼び、重要な設定の書き換えを批判しています。84点を付けたSpazioGamesは大半のプレイヤーがペース改善を歓迎するだろうとしつつも、一部キャラクターの再キャスティングに不満を持つ長年のファンがいるだろうと書いています。

『龍が如く3外伝 Dark Ties』をめぐる評価の分裂

本作に同梱された『龍が如く3外伝 Dark Ties』への評価は、媒体によって大きく異なります。95点のレビュー(Areajugones)は、シリーズで最も愛される悪役の物語を体験する「最良の方法」として『Dark Ties』を絶賛しました。

一方、80点を付けたGamesRadar+は『Dark Ties』を「エッジの効いた退屈なボーナスキャンペーンで、物語にもシリーズ全体にもほとんど何も加えていない」と評しました。70点のIGNは期待外れの感があるとし、新ストーリーが冗長な水増しに足を引っ張られていると指摘しています。最低スコアの40点を付けたMetro GameCentralは「価値のない新規拡張」と一蹴しました。

リメイク路線とシリーズの将来への懸念

一部の媒体は『極3』単体の評価を超え、シリーズ全体の方向性に疑問を呈しました。70点のAtomixは、RGGスタジオが自らの作品を理解できていないように見えると述べ、『龍が如く 極4』への期待は現時点では持てないとしています。75点のDualShockersは「シリーズの“黒い羊”(問題作)すべてにリメイクが必要なわけではない」と記し、50点のGameBlastは年次リリースの終了を検討すべき時期かもしれないと記しています。

シリーズ内でのメタスコア75の位置づけ

ただし、これらはいずれも個別媒体の見解です。38媒体全体では76%が好評としており、リメイクとしての野心を評価する声も複数あります。82点のThis Is Gameは大胆に書き換えられた新エンディングを20周年にふさわしいものとし、シリーズの転換点になりうると述べています。

こうした評価の幅がある一方で、メタスコア75という数字はシリーズ史上でも低い水準です。2026年2月9日時点でこの数値はPS2版初代『龍が如く』と並んでおり、これを下回るのは『龍が如く OF THE END』の64のみです。また、原作『龍が如く3』は79、リマスター版は77で、どちらも下回る結果にもなっています。なお、シリーズ最高は『龍が如く8』の90で、『龍が如く0 誓いの場所』と『龍が如く 極2』の85が続きます。

本作は2026年2月12日にPS5、PS4、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、Steamで発売予定です。

※スコアおよびレビュー内容は2026年2月10日5:30時点のものです。今後レビュー数の増加に伴いスコアが変動する可能性があります ※本記事はMetacriticおよび各媒体の報道をもとに、関連情報を加えて再構成しています

出典

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